開催案内:第12回国際シンポジウム
ドイツ:低賃金雇用をめぐる議論
―「就労至上主義」を検証する―
(2007年3月23日)
ドイツの伝統的な労働市場政策は失業者に対する手厚い社会的保護と、十分な収入のある雇用先を政府の責任で紹介することを理念としてきました。しかし2002年のハルツ委員会報告はこうした戦後政策に大きな路線転換を求め「就労至上主義」ともいうべき基本姿勢への変更を迫りました。以降ドイツはハルツ改革という壮大な実験を開始しました。現時点では中間的評価とそれに基づく新たな課題が浮かび上がってきています。本シンポジウムではハルツ改革の次の政策課題といわれる「低賃金分野の雇用促進政策」に焦点をあてます。「就労至上主義」を基本とするドイツの改革の経過をたどることは、わが国の労働市場政策を考える上で不可欠の作業といえるでしょう。
お申込は終了させていただきました
- 日時:2007年3月23日(金)13:30~17:00
- 場所:大同生命霞ヶ関ビル6階 (東京都千代田区霞ヶ関1丁目4番地2号)
- 主催:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)
- 通訳:独語同時通訳
- 参加費:無料
- お問い合わせ先:国際研究部
プログラム
- 13:30
- 開会
- 13:30-13:35
- 開会挨拶
- 13:35-15:05
- 基調報告
「低賃金分野における雇用促進政策」とその評価- ミヒャエル・フォラート:ドイツ連邦労働社会省 長寿社会における機会均等・社会保障課長
- クラウディア・マイヤー:ドイツ労働総同盟 経済・税制政策部国際経済課長
- イルカ・ホウベン:ドイツ使用者団体連盟 労働市場政策部次長
- 15:05-15:15
- 休憩
- 15:15-17:00
- パネルセッションおよび質疑応答
モデレータ- 奥津眞里:労働政策研究・研修機構 統括研究員
- 野川忍:東京学芸大学 教授
- ミヒャエル・フォラート:ドイツ連邦労働社会省 長寿社会における機会均等・社会保障課長
- クラウディア・マイヤー:ドイツ労働総同盟 経済・税制政策部国際経済課長
- イルカ・ホウベン:ドイツ使用者団体連盟 労働市場政策部次長
- 17:00
- 閉会