講師プロフィール:第47回労働政策フォーラム
若者問題への接近:自立への経路の今日的あり方をさぐる (2010年7月3日)


※五十音順

佐藤博樹(さとう・ひろき)
東京大学社会科学研究所教授/日本学術会議連携会員

1981年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。1981年雇用職業総合研究所(現、労働政策研究・研修機構)研究員。1983年法政大学大原社会問題研究所助教授。1991年法政大学経営学部教授。1996年より現職。著書として、『人事管理入門(第2版)』(共著、日本経済新聞出版社)、『実証研究日本の人材ビジネス』(共編著、日本経済新聞出版社)、『パート・契約・派遣・請負の人材活用(第2版)』(編著、日経文庫)、『ワーク・ライフ・バランス:仕事と子育ての両立支援』(編著、ぎょうせい)などがある。兼職として、厚生労働省・労働政策審議会分科会委員、内閣府・男女共同参画会議議員、内閣府・ワーク・ライフ・バランス推進官民トップ会議委員などを務める。

太郎丸博(たろうまる・ひろし)
京都大学大学院文学研究科准教授/日本学術会議特任連携会員

1995年大阪大学人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。光華女子大学講師、大阪大学准教授を経て、2009年4月より現職。最近の著作に『若年非正規雇用の社会学』(大阪大学出版会、2009年)、『フリーターとニートの社会学』(世界思想社、2006年)などがある。

藤田晃之(ふじた・てるゆき)
国立教育政策研究所生徒指導研究センター総括研究官

1993年筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。1995年博士(教育学)。中央学院大学商学部講師・助教授、筑波大学教育学系講師・助教授、筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科准教授を経て、2008年4月より現職。進路指導・キャリア教育研究を担当。文部科学省初等中等教育局児童生徒課生徒指導調査官・同局教育課程課教科調査官を兼務。近年の編著書に『キャリア教育の系譜と展開』(雇用問題研究会、2008年)、『講座日本の高校教育』(学事出版、2008年)などがある。

宮本みち子(みやもと・みちこ)
放送大学教養学部教授/日本学術会議連携会員

東京教育大学文学部経済学専攻・社会学専攻。お茶の水女子大学家政学研究科修士課程修了。社会学博士。千葉大学教育学部教授、ケンブリッジ大学客員研究員を経て現職。労働政策審議会委員、中央教育審議会キャリア教育・職業教育特別部会委員、内閣府若者の包括的自立支援検討会座長等を歴任。主な著書・論文に「若年層の貧困化と社会的排除」(『新たなる排除にどう立ち向かうか』所収(森田洋司監修、学文社、2009年))、「若者の貧困をみる視点」(『貧困研究』第2号所収(明石書店、2009年))、「<成人期への移行>政策と若年者支援」(『福祉政策理論の検証と展望』所収(日本福祉社会学会編、中央法規、2008年))、「若者政策の展開―成人期への移行保障の枠組み―」(『思想』第3号所収(岩波書店、2006年))、『若者が社会的弱者に転落する』(洋泉社、2002年)などがある。

湯浅誠(ゆあさ・まこと)
NPO法人自立生活サポートセンター・もやい
反貧困ネットワーク事務局長

1969年生。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。90年代より野宿者(ホームレス)支援に携わる。「ネットカフェ難民」問題を数年前から指摘し火付け役となるほか、貧困者を食い物にする「貧困ビジネス」を告発するなど、現代日本の貧困問題を現場から訴えつづける。2008年~2009年の年末年始の「年越し派遣村」では村長を務める。著書に『本当に困った人のための生活保護申請マニュアル』(同文館出版、2005年)、『貧困襲来』(山吹書店、2007年)、『反貧困』(岩波新書、2008年、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞大賞、第8回大仏次郎論壇賞)、『正社員が没落する』(堤未果氏と共著、角川新書、2009年)、『派遣村』(いずれも共著、岩波書店・毎日新聞社、2009年)、『どんとこい!貧困』(理論社「よりみちパン!セ」シリーズ、2009年)、『岩盤を穿つ』(文藝春秋社、2009年)などがある。


小杉礼子(こすぎ・れいこ)
労働政策研究・研修機構統括研究員/日本学術会議連携会員

東京大学文学部社会学科卒業。1978年職業研究所(現、労働政策研究・研修機構)研究員。2006年3月より現職。博士(教育学)。兼職として、労働政策審議会臨時委員、中央教育審議会臨時委員などを務める。労働政策研究・研修機構で、「学校から職業への移行」、「若年者のキャリア形成・職業能力開発」に関する調査研究を担当。主な編著書に『自由の代償/フリーター』(JILPT、2002年)、『フリーターという生き方』(剄草書房、2003年)、『フリーターとニート』(剄草書房、2005年)、『若者の働きかた』(ミネルヴァ書房、2009年)、『若者と初期キャリア−「非典型」からの出発のために』(剄草書房、2010年)などがある。