開催報告 第90回労働政策フォーラム(2017年3月21日)
生涯現役社会の実現に向けて─高年齢者の活用の実態と課題─

人口減少社会が進展するなかで、日本の経済社会の活力の維持・発展のためにも高年齢者の活躍が喫緊の課題となっている。60歳代前半層については、企業内における継続雇用が定着しつつあるなかで、一層の能力発揮、円滑な雇用管理などによる生産性の向上が課題となっており、60歳代後半層以降については、生涯現役で活躍し続けられるような雇用・就業環境の整備が求められている。当機構が3月21日に開いた労働政策フォーラムでは、生涯現役社会の実現に向け、高年齢者の活用の実態と課題、ポイントについて、企業の人事担当者や研究者が、それぞれの立場から報告・議論した。
基調講演
生涯現役社会の実現に向けて
- 今野 浩一郎
- 学習院大学経済学部教授
研究報告
高齢者雇用をめぐる現状と課題(企業の人事労務管理を中心に)
- 田原 孝明
- 労働政策研究・研修機構統括研究員
事例報告①
日本水産株式会社のシニア職員制度
- 小西 敦美
- 日本クッカリー株式会社人事労政部担当部長
事例報告②
生涯現役社会の実現に向けて──『中高年齢者の活躍推進』の取組み
- 立花 一元
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社人事部ライフデザイングループ主査
事例報告③
生涯現役を目指して 全員参加による職場環境の改善
- 小野 貴洋
- 株式会社テクノスチールダイシン常務取締役
事例報告④
大和ハウス工業のシニア社員活用の実態
- 菊岡 大輔
- 大和ハウス工業株式会社東京本社人事部次長
パネルディスカッション 生涯現役社会の実現に向けて
パネリスト
- 小西 敦美
- 日本水産株式会社人事部労政課長
- 立花 一元
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社人事部ライフデザイングループ主査
- 小野 貴洋
- 株式会社テクノスチールダイシン常務取締役
- 菊岡 大輔
- 大和ハウス工業株式会社東京本社人事部次長
- 田原 孝明
- 労働政策研究・研修機構統括研究員
コーディネーター
- 今野 浩一郎
- 学習院大学経済学部教授