研究報告：図表１ 「個別キャリア支援の多様化：
第71回労働政策フォーラム
現代社会の諸問題とキャリア・コンサルティング
（2013年12月6日）
（テキスト情報）
- 相談対象・相談内容・相談ニーズの多様化⇒個別キャリア支援の領域拡大・機能拡張
| 従来のキャリアガイダンス論 | 最近のキャリアガイダンス論 | |
|---|---|---|
| 支援の内容 | １対１のカウンセリングが中心 | 相談のみならず、情報提供、アドバイス、ガイダンス（ＩＡＧ）を幅広く活用 |
| 支援の目的 | 個人のキャリア発達 | 労働市場、教育訓練、社会的平等 |
| 支援者 | カウンセラー | カウンセラー、準専門職や管理運営者を含むチーム |
| 対象者 | 若年が中心 | 全年齢層 |
| 具体的な支援イメージ | 若者の適切な進路選択の支援、学校から職業への移行の支援 | 若年層から成人層までを含む生涯キャリア発達の支援 |
| 支援のタイプ | リアクティブ（対応的） | プロアクティブ（予防的） |
| 参考文献 | アメリカ中心 | アメリカ以外の国が中心 |
| 特徴 | 教育と労働の接合が中心。失業やミスマッチの解消。上首尾な進路選択に向けた支援 | 労働市場や教育訓練のミスマッチを減らし、経済のグローバル化や情報化等に対応する。あわせて社会的な公正や平等、民主化などにも関心をもつ |
