研究報告:図表4 本報告で言及する若年者雇用支援施策の詳細:
第69回労働政策フォーラム

大学新卒者の就職問題を考える
(2013年9月10日)

図表4画像


新卒応援ハローワーク

大学院・大学・短大・高専・専修学校などの学生や、卒業後未就職の方を支援する専門のハローワーク。全国の求人情報の提供、仕事探しにあたっての各種相談、履歴書等の作成相談、面接指導、臨床心理士による心理的サポート、就職フェアや各種セミナーの開催、大学等へのジョブサポーターの派遣、既卒者の就職を支援する各種制度の紹介などを実施。

ハローワークが主催する就職面接会等

少数の企業が交代で行う「ミニ面接会」や、多くの企業が一つの会場に集まる「就職面接会」など開催規模は様々。参加企業や求職者の条件を限定したものもある。

ジョブサポーターによる個別支援

ジョブサポーターとは、大学等の新卒者(扱いの既卒者)に対してキャリア・コンサルティングなどの就職支援を行う有期雇用のハローワーク職員。求人企業に対して新卒者向けの求人を開拓する、詳細な求人内容を聞き取り条件に合致した若年者を紹介するなどの取り組みを実施。

試行雇用奨励金(若年者等トライアル雇用)

職業経験・技能・知識等の不足などから就職が困難な45歳未満の若年者等(平成24年4月6日までは40歳未満)を一定期間(原則3カ月)試行的に雇用する事業主に対して助成金を支給する制度。

3年以内既卒者トライアル雇用奨励金

ハローワーク又は新卒応援ハローワークの紹介により、中学、高校、大学等を卒業後3年以内の既卒者を有期雇用(3カ月以内)で雇用し、育成を経て正規雇用に移行させた場合、一定期間経過後に奨励金を支給する制度(平成24年6月末で終了)。