私がメールマガジンを利用するまで

小沼 久実子

株式会社ディスコ新しいウィンドウ サポート本部 人財部
人事・給与チーム サブリーダー

ふと最近、「そういえば、メールマガジンチェックしているな。」と感じました。いきなりおかしな話をするようですが、私が「メールマガジン労働情報」に登録をした当初は送られてきても“未読”のままメールフォルダに入ったまま。それどころか新聞もまともにチェックしないという人事担当者としてどうこうという以前に、社会人として問題があるという有様でした。

もともと、メールマガジンに登録したきっかけは5年ほど前に同じチームの先輩から勧められたことでした。そのころから私は人事制度企画の担当者として、法改正に伴う制度見直しや資格体系・評価制度の見直し、毎年春には昇給要望に関して従業員の代表との話し合いや要望回答準備等を担当しています。しかし、登録した当時は、企画のリーダーや先輩のアシスタントとして“言われたことを言われたとおりにやっていればいい”と思っていたのかもしれません。私は視野が狭く、“今”の業務に必要なこと(評価制度の見直しをしていたら評価制度のことだけ。しかも制度企画が終わってしまえばそこまで。)以外には興味が乏しく、せっかくメールマガジンでいろいろな情報が送られてきても「自分の担当には関係ない」と“未読”を増やしていました。

私が情報の重要性を認識してきたのは、恥ずかしながらつい最近のことです。

私の担当問わず人事担当者は、社員が安心して働ける環境づくりや経営のサポートといった非常に重要な役割・使命を持っていると考えています。そのため人事に関することだけでも、他社の動きや法改正の動向には常にアンテナを張り、日々の新聞やニュース、人事専門誌を読んだり、セミナーや研究会に参加したり、最新の正確な情報を抜け漏れなくチェックしておくことが求められると思います。それ以外にも社会的なトレンド、経済、世界情勢に関する知識など、チェックしなければいけないことがたくさんあります。しかも情報収集に完了するということはありません。

しかし、私と同世代(30代)のみなさんも同じかと思いますが、情報収集に費やせる時間はそんなに多くありません。プレイングマネージャーとして、自分の担当業務もありますが、他部署や同じ部署の他チームメンバーとの組織経営に関する業務、自分の部下のマネジメント等、さまざまな業務があり、自分の担当業務はむしろ後回しで他の業務の空き時間(捻出した時間)といった限られた時間で行う状況になっています。時間が限られている場合、情報収集のために重要なことは必要な情報が正確かつ効率的に入手できることです。

このメールマガジンで定期的に送られてくる他社の動きや法改正の動向などは、分野別に概要とリンクだけ送られてくるので、チェックすべき情報かどうかを一目で判断でき非常に助かっています。もっと詳しく知りたければ掘り下げて調べればいいのですから。

登録して何年も経ってからで遅いですが、私は自分自身の時間が限られてみて、ようやくこのメールマガジンの便利さに気がつきました。

今後も私のような飽きやすい者でも短時間で読み続けられるよう、抜け漏れない情報を配信いただきたいと思っています。

(2009年1月)