講師プロフィール:第29回労働政策フォーラム
若年自立支援、この三年を問う
(2008年2月3日)

※五十音順


大津 和夫(おおつ・かずお)
読売新聞・東京本社編集局社会保障部記者

1993年読売新聞東京本社編集局に入社。政治部(首相官邸、旧労働省など)を経て 2000年 12月より現職。2004年、米コロンビア大学院客員研究員。2006年、財務省の「多様な就業形態に対する支援のあり方研究会」委員。現在、厚生労働省の「今後の仕事と家庭の両立支援に関する研究会」委員。著書に 『介護地獄アメリカ』(日本評論社)等。10年にわたり、雇用・少子化担当の専門記者として、ニート、ワーキングプアなど国内外の若年問題をはじめ、ワーク・ライフ・バランス、高齢者雇用、うつ病といった問題を取材している。

工藤 啓(くどう・けい)
特定非営利活動法人「育て上げ」ネット理事長

1977年生まれ。成城大学文芸学部中退、米国ベルビューコミュニティーカレッジ卒業。帰国後、青少年就労支援NPO「育て上げ」ネット設立、2004年に特定非営利活動法人化。現在、同法人理事長として若年者就労支援に携わる。内閣府「若者の包括的な自立支援方策に関する検討会」委員、厚生労働省「若者自立塾設立準備懇談会」委員、文部科学省「中央教育審議会生涯学習分科会」委員、財団法人企業活力研究所「次世代人材育成研究会」委員等を歴任。著書に 『ニート支援マニュアル』(PHP研究所)、『育て上げ』(駿河台出版)がある。

玄田 有史(げんだ・ゆうじ)
東京大学社会科学研究所教授

1964年生まれ。経済学博士。東京大学大学院経済学研究科を経て、ハーバード大学客員研究員、オックスフォード大学客員研究員、学習院大学経済学部教授などを歴任。現在は東京大学社会科学研究所教授。専門は労働経済学。著書に 『ニート フリーターでもなく失業者でもなく』(共著、幻冬舎、2004年)『仕事のなかの曖昧な不安~揺れる若年の現在』(中央公論新社、2001年、サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞)『ジョブ・クリエイション』(日本経済新聞社、2004年労働関係図書優秀賞、エコノミスト賞)など多数。

原 正紀(はら・まさのり)
株式会社クオリティ・オブ・ライフ代表取締役(ジョブカフェ・サポートセンター代表)

早稲田大学法学部卒業。株式会社リクルートで人材採用・教育。キャリア開発に関する事業に 16年間携わる。2004年7月に独立し、国の事業である「ジョブカフェ」において年間のべ 150万人に上る若者の就職支援に携わる。これまで企業における採用活動・人材育成・人事制度構築などに関する提案を行い、1,000人を超える経営者と面談をして、実践的な"人財経営"を追求し続けている。新たな人財課題の解決、新時代における人と組織のベストマッチングに取り組むべく、株式会社クオリティ・オブ・ライフを設立し代表取締役に就任。著書に 『採用氷河期』(日本経済新聞出版社)『5×2の法則』(同友館)『会社復活』(経林書房)などがある。月刊「企業診断」で挑戦する経営者シリーズ連載中。高知大学客員教授。

宮本 みち子(みやもと・みちこ)
放送大学教養学部教授

千葉大学教授、ケンブリッジ大学客員研究員を経て現職。専門は青年社会学、家族社会学。社会学博士。内閣府「若者の包括的な自立支援方策に関する検討委員会」座長、経済産業省「シティズンシップ教育研究会」座長、労働政策審議会臨時委員などを歴任。主な著書・論文は、『若者が《社会的弱者》に転落する』洋泉社、『格差社会と若者の未来』 同時代社、「若者政策の展開―成人期への移行保障の枠組み―」『思想』No.983,2006ほか多数。訳書ジル・ジョーンズ・クレア・ウォレス著 『若者はなぜ大人になれないのか:家族・国家・シティズンシップ』新評論。

小杉 礼子(こすぎ・れいこ)
労働政策研究・研修機構(JILPT)人材育成部門統括研究員

東京大学文学部卒業。専門分野は教育社会学、進路指導論。1978年、JILPTの前身である雇用職業研究所に入所。2006年3月より現職。同機構で、「学校から職業への移行」、「若年者のキャリア形成・職業能力開発」に関する調査研究を担当。主な研究成果は、労働政策研究報告書No.6『移行の危機にある若者の実像~無業・フリーターの若者へのインタビュー調査』同No.35 『若年就業支援の現状と課題~イギリスにおける支援の展開と日本の若者の実態分析から~』など多数(いずれも共著)。主な編著書に 『自由の代償/フリーター』(JILPT、2002.12)、『キャリア教育と就業支援』(剄草書房、2006.02)、『フリーターとニート』(剄草書房、2005.04)、『フリーターという生き方』(剄草書房、2003.03)、『大学生の就職とキャリア−「普通」の就活・個別の支援』(剄草書房、2007.10)。