講師プロフィール:第65回労働政策フォーラム
欧州諸国における職場のいじめ・嫌がらせの現状と取り組み
(2013年2月28日)

※報告順

パネリスト

ヘルゲ・ホーエル(Dr. Helge HOEL
マンチェスター大学ビジネススクール教授(イギリス)

産業・組織心理学専攻。職場のいじめ・嫌がらせや暴力に関する国際的な専門家。英国で最初の職場のいじめに関する全国調査(2000年)及びいじめ対策における組織的介入の有効性を検討するこの分野で最初の評価を実施。いじめ、暴力、嫌がらせに関する著作多数。

ロイック・ルルージュ(Dr. Loïc Lerouge
ボルドー第4大学比較労働法・社会保障研究所研究員(フランス)

労働法、社会保障法専攻。主要研究テーマは職場におけるメンタルヘルス。法律が職場における心理的リスクをいかに考慮するかについて分析する国家研究プロジェクトの責任者を務める。心理的リスク、嫌がらせ、仕事に関係するストレスに関する論文多数。

マルガレータ・ストランドマーク(Dr. Margaretha STRANDMARK
カールスタッド大学教授 (スウェーデン)

看護および介護科学、公衆衛生科学の分野を専攻。公衆衛生科学の分野では、職場の健康増進を含む、健康増進、心理的健康について研究。職場のいじめに関する研究プロジェクトに取り組み、職場のいじめを防止・除去するための介入研究が現在進行中である。

マルティン・ヴォルメラート(Dr. Martin WOLMERATH
弁護士、法学博士 (ドイツ)

コンサルタント、ボッフム・ゲオルク・アグリコラ応用科学大学講師、イルメナウ工科大学講師も務める。労働法に関する著作多数。ドイツにおいて初期の頃からいじめ問題の研究に取り組み、職場のいじめに関する著作を発表している。邦文著作として「職場におけるいじめ―ドイツ労働世界における深刻な問題」季刊労働法218号(2007年)。

コーディネーター

内藤 忍(ないとう・しの) 
労働政策研究・研修機構研究員(日本)

労働法専攻。2006年より現職。主な著作に「『職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議』提言と今後の法政策上の課題―労使ヒアリング調査結果等を踏まえて―」季刊労働法238号(2012年)、『職場のいじめ・嫌がらせ、パワーハラスメント対策に関する労使ヒアリング調査―予防・解決に向けた労使の取組み―』(共著、JILPT資料シリーズNo.100、2012年)、『個別労働関係紛争処理事案の内容分析―雇用終了、いじめ・嫌がらせ、労働条件引下げ及び三者間労務提供関係―』(共著、JILPT労働政策研究報告書No.123、2010年)などがある。厚生労働省「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ」委員。