講師プロフィール 第7回労働政策フォーラム(2004年11月17日)
ニート —若年無業者の実情と支援策のあり方を考える—

平成16年11月17日開催

講演者

玄田有史(げんだ・ゆうじ)
東京大学社会科学研究所助教授/ 労働政策研究・研修機構特別研究員

学習院大学経済学部教授を経て、2002年から現職。労働経済専攻。主な公職に、内閣府「青少年の育成に関する有識者懇談会委員」。厚生労働省「女性の活躍推進協議会」、経済産業省「男女共同参画研究会」の委員も歴任。主な著書に、『仕事の中の曖昧な不安~揺れる若者の現在』(中央公論新社、2001年。サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞受賞)、『リストラと転職のメカニズム』(東洋経済新報社、2002年)、『ジョブクリエイション』(日本経済新聞社、2004年。労働関係図書優秀賞受賞)など。今年7月、最新刊『ニート~フリーターでもなく失業者でもなく』( 幻冬舎)を上梓。

工藤 啓(くどう・けい) NPO「育て上げ」ネット理事長

大学中退後に渡米。帰国後、ひきこもり、ニート、フリーター等の就労支援団体「育て上げ」ネットを設立( 2004年5月 NPO法人化)。2003年 厚生労働省設置「ヤングジョブスポットよこはま」チーフアテンダント、2004年 立川市設置「ジョブステーションたちかわ」統括責任者を歴任。(株)シンクプロジェクトひきこもりサポートナビ新しいウィンドウ顧問。労働政策研究・研修機構「若年移行支援研究会」委員。内閣府「若者の包括的な自立支援方策に関する検討会」委員。厚生労働省「若者自立塾(仮称)設立準備懇談会」委員。

長須正明(ながす・まさあき) 拓殖大学政経学部教職課程講師

東京都公立学校教員、立正大学教養部・文学部講師、東洋大学工学部講師、川崎市立看護短期大学教授を経て現職。専攻は、ライフスタイル論、進路指導論、教育をめぐる心理学的・社会学的アプローチ。日本教育カウンセリング学会常任理事・編集委員長。主な業績に、労働政策研究報告書 No.6 『移行の危機にある若者の実像~無業・フリーターの若者へのインタビュー調査』第三章( 2004年6月)、『教科外指導の理論と実践Q&A 』(共著、伊藤一雄編、ミネルヴァ書房、2002年)、『フリーター』(編著、学習研究社、2001年)、『変わる若者と職業世界−トランジッションの社会学−』(共著、矢島正見・耳塚寛明編、学文社、2001年)など。学校から社会への移行について社会学をベースに学際的アプローチを試みている。

小杉礼子(こすぎ・れいこ) 労働政策研究・研修機構副統括研究員

専門分野は教育社会学、進路指導論。日本進路指導学会評議委員。担当テーマは、「学校から職業への移行」、「若年者のキャリア形成・職業能力開発」。主な研究成果は、労働政策研究報告書 No.6 『移行の危機にある若者の実像~無業・フリーターの若者へのインタビュー調査』序章、第一章、終章(2004年6月)、ディスカッションペーパー『学校から職業への移行を支援する諸機関へのヒアリング調査結果~日本におけるNEET 問題の所在と対応』共著(2003年3月)。主な著書に『自由の代償/フリーター』労働政策研究・研修機構(2002年12月)、『フリーターという生き方』剄草書房(2003年3月)、「変わる若者労働市場」『日本の論点』文芸春秋(2002年11月)。