講師プロフィール 第129回労働政策フォーラム(2024年2月1日-5日)オンライン開催
仕事と介護の両立─介護離職ゼロに向けた課題─ 労働関係図書優秀賞記念企画

講演者(登壇順)

池田 心豪(いけだ・しんごう) 労働政策研究・研修機構 副統括研究員

東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程単位取得退学。職業社会学専攻。2005年入職、2023年より現職。「今後の仕事と育児・介護の両立支援に関する研究会」等、育児・介護休業法に係る厚生労働省の研究会で委員を務める。『介護離職の構造─育児・介護休業法と両立支援ニーズ』(労働政策研究・研修機構、2023年)が第46回労働関係図書優秀賞を受賞。

塩入 徹弥(しおいり・てつや) 大成建設株式会社 管理本部人事部専任部長

女性活躍(現DE&I)推進組織の責任者として女性社員のキャリア意識を調査し、同社の取組の骨子を構築。成果を生むために重要な男性の意識改革の重要性を早くから認識し、男性の育児支援や介護離職防止にも注力して取り組んでいる。内閣府や厚生労働省における両立支援事業等の検討委員会委員、シンクタンクにおける女性活躍推進や介護離職防止に関する調査研究委員などを歴任。

川内 潤(かわうち・じゅん) NPO法人となりのかいご 代表

1980年生まれ。上智大学文学部社会福祉学科卒業。老人ホーム紹介事業、外資系コンサル会社、在宅・施設介護職員を経て、2008年に市民団体「となりのかいご」設立。2014年に「となりのかいご」をNPO法人化、代表理事に就任。厚生労働省『令和4・5年度中小企業育児・介護休業等推進支援事業』検討委員。社会福祉士、介護支援専門員、介護福祉士。

牧野 史子(まきの・ふみこ) NPO法人 介護者サポートネットワークセンター・アラジン 理事長/一般社団法人 日本ケアラー連盟 代表理事

千葉大学教育学部卒業。1995年阪神大震災の仮設住宅支援活動中に“介護者の孤立”に着目し、支援活動をスタート。2001年東京にて「介護者サポートネットワークセンター・アラジン」を設立。以来、「介護者の会」や「ケアラーズカフェ」など介護者を地域へつなげるしくみづくりを推進している。ここ10数年はミドル世代のシングルケアラー、さらにポストケアラーの孤立や心身の健康に焦点をあて、社会へ発信をしている。また2010年一般社団法人 日本ケアラー連盟の設立に加わり、代表理事のひとりとして「ケアラー支援推進法」の制定にむけ、ロビー活動を展開している。