平均97万6,043円で前年比3.12%増、3年連続で過去最高を更新
――厚生労働省「2026年民間主要企業夏季一時金妥結状況」
2026春闘における賃上げ等の状況
厚生労働省が9月11日に発表した2026年の「民間主要企業夏季一時金妥結状況」によると、資本金10億円以上かつ従業員1,000人以上で労働組合のある365社の加重平均の妥結額は97万6,043円となり、前年の94万6,469円から3.12%増加した。統計を取り始めた1970年以降での過去最高を3年連続で更新した。前年と同一企業で比較した場合でも、平均は98万1,441円と2.04%増となっている。
妥結額のトップは「建設」で114万1,720円
平均要求額は99万7,612円で、前年の99万7,430円を若干上回った。平均妥結額と同様に、こちらも過去最高額となっている。
業種別にみると、妥結額が最も高かったのは「建設」の114万1,720円で、これに「造船」の113万2,942円、「機械」の112万1,445円、「電気機器」の111万8,567円、「化学」の109万7,487円、「自動車」の107万9,033円、「非鉄金属」の99万7,314円などと続いた。
一方、最も低い水準だったのは「サービス」で51万8,166円となっており、「卸・小売」(66万9,959円)が60万円台、「運輸」(71万370円)、「紙・パルプ」(74万2,297円)が70万円台だった。
前年比伸び率が最も大きかったのは「精密機器」
前年比の伸び率では、「精密機器」が25.98%増と最も大きく、次いで「その他製造」(24.37%増)、「機械」(21.78%増)、「非鉄金属」(21.43%増)、「運輸」(13.12%増)、「金融・保険」(10.06%増)などの順で大きい。一方、「サービス」(7.42%減)、「造船」(4.42%減)、「自動車」(2.73%減)などは前年比マイナスだった。
同一企業ベースでみると、妥結額は前年の96万1,795円を上回る98万1,441円で、全体の前年比伸び率は2.04%増となっている。
妥結時期は、2月末までが2.6%(前年2.7%)、3月が61.8%(同65.4%)、4月が9.2%(同6.7%)、5月が16.1%(同13.8%)、6月以降が10.2%(同11.4%)で、前年と比べると4月、5月に妥結した企業が多かった。
(調査部)
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