プログラム 第3回労働政策フォーラム(2004年2月26日)
先進諸国の雇用戦略—福祉重視から就業重視への政策転換—
平成16年2月26日開催
雇用・失業対策を体系的に構築し、政策実施後にはその政策評価を行うという雇用戦略の試みが、OECDやEUで行われています。しかしながら、市場原理を重視するOECD雇用戦略と仕事を通じた社会的統合を重視するEU雇用戦略では、その内容に大きな違いが認められます。米国型市場経済モデルが強く投影されているOECD雇用戦略に対して、社会福祉国家の理念を色濃く残したEU雇用戦略は、日本にとっても大変参考になるものと思われます。さらに、雇用戦略の政策理念を実践したEU主要国の福祉重視から就業重視への政策転換は、「失業の罠」や「貧困の罠」にはまってしまった長期失業者の多くを、再び就業の場に復帰させつつあります。
今回のフォーラムでは、こうしたEUの実態を中心とした報告を踏まえて、日本の雇用政策について再考したいと考えております。
- 日時
- 平成 16年 2月 26日(木)14:00~17:00
- 場所
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東京都千代田区霞ヶ関1−4−2大同生命霞ヶ関ビル6階 会議場(Tel:03-3519-6251)
- パネリスト
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諏訪 康雄 (法政大学 教授)
鈴木 宏昌 (早稲田大学 教授)
小倉 一哉 (労働政策研究・研修機構 副主任研究員)
堀 春彦 (労働政策研究・研修機構 副主任研究員)
勇上 和史 (労働政策研究・研修機構 研究員)
- コーディネーター
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伊藤 実 (労働政策研究・研修機構 統括研究員)
- お問合せ
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労働政策研究・研修機構 広報部
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