講師プロフィール 第75回労働政策フォーラム
高齢者の多様な働き方と社会参加の実現に向けて
~企業・行政・地域の取組み~
(2014年9月25日)

※報告順

清家 篤(せいけ・あつし) 慶應義塾長

慶應義塾大学商学部教授、慶應義塾長。博士(商学)。専攻は労働経済学。1992年慶應義塾大学商学部教授、2007年より商学部長、2009年より慶應義塾長。現在、社会保障制度改革推進会議議長、経済社会総合研究所名誉所長、などを兼務。主な著書に『雇用再生』(NHKブックス, 2013年)、『60歳からの仕事』(共著, 講談社, 2009年)、『エイジフリー社会を生きる』(NTT出版, 2006年)、『高齢者就業の経済学』(共著, 日本経済新聞社, 2004年/第48回日経・経済図書文化賞(2005年)受賞)、『労働経済』(東洋経済新報社, 2002年)などがある。

パネリスト

藏本 秀志(くらもと・ひでし) 
ダイキン工業株式会社人事本部人事・労政・労務グループ担当課長

1987年ダイキン工業入社。人事部配属。人事部 労務課、東京支社 総務部 労務課などで労務業務、人事部で電子申請、評価などのシステム構築を担当。2000年~2009年はダイキン工業(株)の子会社でシェアードサービスのダイキンヒューマンサポート(株)で本体及び国内グループ関係会社の人事・総務業務の集約を実施。2009年ダイキンヒューマンサポート社発展的解散後、現職。2006年より人事本部内の高齢者活躍推進プロジェクトメンバー。

有我 昌時(ありが・しょうじ) 
株式会社高齢社[新しいウィンドウ]取締役/株式会社かじワン新しいウィンドウ代表取締役社長

東京ガス株式会社では主として人事・総務部門を担務し、関係会社の役員等を経て2009年に株式会社高齢社の代表取締役社長に就任。3年5か月務めた後、家事代行事業部門を独立し、特に高齢女性の就労と“働き盛りの女性をシニア世代が応援する”といったコンセプトで、誰もが手軽に利用できる「安くて・優しい」家事サポートサービス会社「かじワン」を立ち上げる。また、超高齢社会における高齢者の役割として、「高齢者は、超高齢社会の担い手になれる。−働けば元気になる−」をテーマに、機会を捉え各種の講演活動を行っている。

前田 展弘(まえだ・のぶひろ) 
ニッセイ基礎研究所主任研究員(東京大学高齢社会総合研究機構 客員研究員)

2004年ニッセイ基礎研究所入社。専門はジェロントロジー(高齢社会総合研究)。高齢者のQOLや長寿時代のライフデザイン等の基礎研究をもとに、超高齢社会の課題解決に向けた研究及び事業開発に取組んでいる。現在は東京大学の一員として、都市近郊地域(千葉県柏市)における長寿社会のまちづくりの一環としての「セカンドライフ支援事業(生きがい就労事業)」や、高齢者市場創造に向けた産学連携事業「ジェロントロジー・ネットワーク」(のべ90社参加)、ジェロントロジーの教育啓発事業「高齢社会検定事業」を手がけている。著書に『東大がつくった高齢社会の教科書』(共著, (株)ベネッセコーポレーション, 2013年)など。

コーディネーター

伊藤 実(いとう・みのる) 公益社団法人全国求人情報協会理事

労働政策研究・研修機構(JILPT)統括研究員を経て、2014年より全国求人情報協会理事。専門分野は人事管理論、産業・経営論。商学博士。東京商工会議所労働委員会委員、シニアセカンドキャリア推進協議会アドバイザー、NHKラジオ・ビジネス展望レギュラーコメンテーター、青山学院大学大学院法学研究科講師などを兼務、歴任。主な著書・論文に「定年後の継続雇用者に対する雇用管理の課題と改善の進め方」(『人事実務』2012年9月号)などがある。