注目図書資料のご案内
【ハラスメント】
ハラスメント
日本はハラスメント後進国であると指摘する声があります。セクハラやパワハラが職場の雰囲気を悪くし、生産性を低下させる事例が起きており、今こそハラスメント意識のアップデートが必要だと多くの識者が語っています。
労働図書館が所蔵している「ハラスメント」に関する図書資料の一部をご紹介します。
『ハラスメントの境界線 : セクハラ・パワハラに戸惑う男たち』 白河桃子著
中央公論新社 2019年5月発行 請求記号366.3 / har
ハラスメントについて何がアウトか分からない人へ、最新のハラスメント対策事情について情報提供し、生産性の高い職場作りに欠かせないハラスメントへの意識と行動のアップデートを促す。
『ハラスメント:職場を破壊するもの』 君嶋護男著
労働法令 2019年4月発行 請求記号366.3 / har
職場におけるハラスメントへの関心がより高まっている中、著者はハラスメントの根絶こそが働き方改革の本丸である、と唱えている。実務の参考になるようなセクハラ、マタハラ、パワハラの裁判事例を紹介し、現状と対応について論じる。
『さよなら!ハラスメント : 自分と社会を変える11の知恵』 小島慶子編著 ; 桐野夏生[ほか]著
晶文社 2019年2月発行 請求記号367.21 / say
ハラスメントとは、人の尊厳をないがしろにする行為。なぜ、ハラスメントは起きるのか?ハラスメントの起きない社会にするためには何が必要なのか?様々な分野で活躍する識者の知見を対話形式でわかりやすく紹介する。
『パワハラ不当解雇 : 尊厳を回復し、解雇を高くつかせる闘い方』 高橋秀直著
旬報社 2018年11月発行 請求記号366.14 / paw
退職強要のパワハラの末に解雇される事は、誠実に働いてきた人の人生を傷つけ、尊厳をズタズタにし、トラウマに陥らせる。その尊厳の回復には解雇撤回と復職が不可欠である、と著者は説く。不当解雇を撤回させた女性たちの、尊厳回復と闘いの記録。
『ブラック企業・セクハラ・パワハラ対策』 佐々木亮, 新村響子著
旬報社 2017年5月発行 請求記号366.14 / rod / 10
職場から理不尽な扱いをうけたときはどうすればいいのか。弁護士である著者が、ブラック企業、パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、マタニティハラスメントに焦点をあて、最新の法律と多くの判例を紹介し対策を解説する。
『ジェンダー・ハラスメントに関する心理学的研究 : 就業女性に期待する「女性らしさ」の弊害』 小林敦子著
風間書房 2015年3月発行 請求記号 366.38 / jen
日本の職場で発生しているジェンダー・ハラスメントについて、関連する研究を展望し測定尺度を作成。ジェンダー・ハラスメントが就業女性に及ぼす影響を検討する。また、ハラスメント防止のための研修実施の有効性について検証する。
『セクシュアル・ハラスメント法理の諸展開』 山崎文夫著
信山社 2013年8月発行 請求記号 366.3 / sek
日本独自のセクシュアル・ハラスメントに関する法的対応は成熟しつつある、と著者は説く。各国におけるセクシュアル・ハラスメント規制の流れとその判例法理から、問題解決法を探る。また日本におけるセクシュアル・ハラスメント法理の現状と方向性を論じる。
『部下を壊す上司たち : 職場のモラルハラスメント』 金子雅臣著
PHP研究所 2008年4月発行 請求記号366.3 / buk
職場が壊れていく背景に潜む要因と現状はどのようなものか。モラルダウンに歯止めをかけるための対処法とは。職場のモラルハラスメント、パワーハラスメントとは、もはや特別な人が起こす特殊なトラブルではない。数々の事例をもとに分析し、社会問題として提起する一冊。
『こんな上司が部下を追いつめる : 産業医のファイルから』 荒井千暁著
文藝春秋 2006年4月発行 請求記号498.8 / kon
過労に至る過程にパワハラがある。人は追いつめられるとどうなるのか、いかにして体を蝕むのか。心身が崩壊する前の周りの状況から労働者が追いつめられていく過程を、産業医の立場から多角的に述べる。
『モラル・ハラスメント』 マリー=フランス・イルゴイエンヌ著 高野優訳
紀伊国屋書店 1999年12月発行 請求記号361.4 / mor
モラル・ハラスメントがおきてしまう背景には何があるのか。最悪な事態を防ぐにはどうすべきか。個人が互いに尊重できる関係をつくるには、人とどう接するべきなのか。本書は、数多くの実例を丹念に紹介し、対応策、予防策、心のケアについてアドバイス。精神科医である著者が綴ったフランスからの一冊。
労働関係研究機関などが発表する成果物より
平成28年度雇用平等ガイドブック 『職場におけるハラスメント防止ハンドブック』
労働政策研究・研修機構の『ハラスメント』に関する成果
資料シリーズNo.216 『職場のパワーハラスメントに関するヒアリング調査結果』
労働政策研究・研修機構 2019年6月発行 請求記号C60.81 / jir / 216
調査シリーズNo.150 『妊娠等を理由とする不利益取扱い及びセクシュアルハラスメントに関する実態調査結果』
労働政策研究・研修機構の『ハラスメント』に関する各種成果
上記以外にも、労働図書館では労働関係の図書や調査研究成果を多数所蔵しています。
図書資料をお調べの際は当機構のデータベースをご利用ください。