注目図書資料のご案内
【働き方改革】

注目図書資料のご案内一覧

働き方改革

「働き方改革」について、様々な立場からの種々の意見が論じられています。労働力不足を解消し、皆が活躍する社会を実現するためには、長時間労働、非正規と正社員の格差、労働人口不足といった課題をどう乗り越えるべきかが重要です。

労働図書館が所蔵している「働き方改革」に関する図書資料の一部をご紹介します。

『働き方改革は若者の就業を変えるか』 中込賢次著

日本生産性本部生産性労働情報センター 2018年10月発行 請求記号 366.21 / hat

働き方改革の「残業抑制」「柔軟な働き方」「同一労働同一賃金」を中心に確認する。また、日本的雇用と新卒一括採用制度について疑問を呈する。企業経営者や大学運営者からの意見を統合させ共通認識にする必要性を説く。

『あなたは何時間働きますか? : ドイツの働き方改革と選択労働時間』 宮前忠夫著学生にオススメ!

本の泉社 2018年9月発行 請求記号 366.32 / ana

ドイツ(旧西ドイツ)では1954年から、労組ナショナルセンターDGBが労働時間短縮を中心的闘争課題と位置づけて取り組みを本格化し、そのスローガン「土曜日のパパは僕のもの」は世界に広く知られるようになった。1970年代半ばに全産業で週5日・40時間制を導入し、95年には週35時間労働制を実現したが、21世紀を迎えるのと前後して労働時間が延長の方向に逆行。近年再び労働時間闘争が本格化している。ドイツの労働時間闘争の歴史と現状を分析する。

『なぜ、あなたの「働き方改革」は続かないのか? : 本当の「働き方改革」を実現する業務プロセスのデジタル化』 中山義人著

日経BP社 2018年4月発行 請求記号 336.2 / naz

個人の働き方の違いを認め、会社として多様性のある働き方を支援するのが真の「働き方改革」。生産性向上のために必要な業務プロセスの見直しの方法を、企業事例を紹介しながら説明し、IoTやAIなどのデジタル技術化がもたらす業務プロセス改革について詳解。また、物流・医療・社会インフラなどの領域で企業や組織の枠を越えた業務プロセスを実現することによって生まれる「共創価値」について、ヤマトホールディングス等の先進企業事例を用いて説明し、あるべき「働き方改革」の姿を示す。

『働き方改革 : 生産性とモチベーションが上がる事例20社』 小室淑恵著

毎日新聞出版 2018年3月発行 請求記号 336.4 / hat

様々な業界における「働き方改革」の取り組み事例とノウハウを紹介する。日本社会を長時間労働による悪循環から、個々人が幸福を感じることによる変化の積み重ねで好循環へ変えていきたいという思いで、企業における「働き方改革」への取り組みを後押しする。

『ワーキング・イノベーション : 働き方改革の提案書』 内山力著

産業能率大学出版部 2018年1月発行 請求記号 336.4 / wak

もし、会社から「働き方改革推進室長」に任命されたらどう動くか。企業の「働き方改革」を進めていくためのテキスト。国の考えている働き方改革、労働法のトレンドを捉え、戦略として「残業削減」「ワーク・ライフ・バランス」「ダイバーシティ」の3テーマについて考察。最後に経営者に向けて「組織構造」「人事システム」「人材育成」の新しい働く仕組みを具体的に提案する。

『「働き方改革」の不都合な真実』 常見陽平, おおたとしまさ著

イースト・プレス 2017年11月発行 請求記号 366.11 / hat

「働き方改革」の「副作用」については今まで十分な説明がなされてこなかったのではという視点に立ち、「労働・雇用」と「教育・育児」の専門家である著者二人が対談。批判的立場を明らかにしながら、未来に絶望しないための「働き方改革」を論じる。

『誰が「働き方改革」を邪魔するのか』 中村東吾著

光文社 2017年9月発行 請求記号366.021 / dar

これからの日本経済を救うのは「頑張りたくても頑張れない人」の活用。なぜ「頑張れない人」が生み出されるのか、その背景に迫りながら、人材活用の方策を説明。頑張りたくても頑張れない時代の生き方・働き方について考察する。

『検証働き方改革 : 問われる「本気度」』 日本経済新聞社編

日本経済新聞出版社 2017年9月発行 請求記号 366.11 / ken

足りないのは働く量でも労働時間でもなく、個々人の「ちゃんと働いて成果を出そうとする意識」なのではないか。国と企業が働き手の労働意欲を高める改革に動き、働く人が仕事に前向きに取り組むことができる環境と支援が必要である。日本経済新聞連載記事「働く力再興」を一部加筆修正してまとめている。

『政治主導で挑む労働の構造改革』 川崎二郎, 穴見陽一著

日経BP社 2016年4月発行 請求記号 366.021 / sei

本書の基になったものは、日本の労働問題について自民党国会議員の有志の私的勉強会「多様な働き方を支援する勉強会」で纏めた「これまでの労働に関する構造の変革への提言」(平成27年11月4日)。

『「正社員」の研究』 小倉一哉著学生にオススメ!

日本経済新聞出版社 2013年6月発行 請求記号 366.021 / sei

労働研究の分野で「非正社員」の研究は多いが、「正社員」の研究は少ない。雇用の安定、転職と定着、人事評価、賃金と福利厚生、労働時間などの面について語るが、労働時間の問題では「正社員」の未来は明るいとは言えないとする。


労働関係研究機関などが発表する成果物より

『働くことの経済社会学 (経済社会学会年報Vol.40)』 経済社会学会編

現代書館 2018年9月発行  請求記号331 / kei / 40

Works Report 2018 『フレキシブル・ワーク : 欧米の「新しい働き方」を支える政策・制度』新しいウィンドウ

リクルートワークス研究所 2018年3月発行  請求記号E18.03 / wor / 18-1

労働政策研究・研修機構の『働き方改革』に関する成果

資料シリーズNo.183 『日本的雇用システムと法政策の歴史的変遷 ─バブル崩壊以降の労働政策の変遷─』 

労働政策研究・研修機構 2017年3月発行  請求記号C60.81 / jir / 183


上記以外にも、労働図書館では労働関係の図書や調査研究成果を多数所蔵しています。
図書資料をお調べの際は当機構のデータベースをご利用ください。


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