就職内定率は大学生が92.0%(2月時点)、高校生は90.7%(12月時点)といずれも90%超
 ――大学・高校の2026年3月卒業予定者の就職内定状況

国内トピックス

大学卒業予定者、高校卒業予定者ともに就職内定率は90%を超える状況――厚生労働省と文部科学省が3月17日に発表した大学等の2026年3月卒業予定者の就職内定状況(2月1日時点)と、文部科学省の2026年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(12月末時点)をみると、大卒予定者と高卒予定者の就職内定率は依然として高い水準を維持している。大卒予定者の就職内定率は、前年同期を0.6ポイント下回ったものの92.0%で、高卒予定者も前年同期を0.6ポイント下回ったものの、90.7%となっている。

男女別では男子が90.9%、女子が93.4%

大卒予定者の就職内定率を男女別にみると、男子は前年同期比0.7ポイント減の90.9%で、女子は同0.4ポイント減の93.4%。

大学以外の就職内定率をみると、短期大学が前年同期比2.0ポイント減の82.9%、高等専門学校が同2.5ポイント減の95.4%などとなっている。

コロナ禍に89.5%まで低下したが、2023年3月卒以降は9割台で推移

大学生の就職内定率(2月1日時点)について、2008年3月卒以降の推移をみると、2011年3月卒が77.4%で8割を下回った以降は上昇が続き、2020年3月卒で過去最高の92.3%となったものの、コロナ禍の2021年3月卒は89.5%まで落ち込んだ。ただ、2023年3月卒以降は90%以上が続いており、2025年3月卒では92.6%と過去最高を更新した(図表1)。

図表1:大卒予定者の就職内定率の推移(2月1日時点)
画像:図表1

(公表資料から編集部で作成)

一方、高等学校卒業予定者の就職内定状況(12月末時点)から、高卒予定者の就職内定率を男女別にみると、男子は前年同期比0.4ポイント減の91.6%で、女子が同0.9ポイント減の89.3%となっている。

学科別にみると、「工業」(96.9%)が最も高く、次いで「商業」(93.8%)、「看護」(93.8%)、「水産」(93.0%)、「農業」(92.6%)、「情報」(90.0%)、「福祉」(89.9%)、「家庭」(89.8%)、「総合学科」(88.2%)、「普通」(83.9%)となっている。

都道府県別では富山が96.4%で最高、最低は沖縄の71.1%

都道府県別にみると、最も高いのは「富山県」(96.4%)で、次いで「福島県」(96.3%)、「福井県」(96.2%)、「三重県」(96.2%)、「佐賀県」(96.0%)、「山口県」(94.9%)などとなっている。最も低いのは「沖縄県」(71.1%)で、他の都道府県よりも10ポイント以上低く、次いで「神奈川県」(82.7%)、「東京都」(83.6%)、「大阪府」(84.0%)、「千葉県」(84.2%)、「高知県」(86.7%)などとなっている。

高卒予定者は2016年以降、9割台で推移

高卒予定者の就職内定率(12月末時点)についても、2008年3月卒以降の推移をみると、2010年3月卒(74.8%)以降は上昇が続き、2016年3月卒が90.0%、2021年3月卒は93.4%となった。2022年3月卒は前年から2ポイント低下したものの、以降も9割台での推移が続いている(図表2)。

図表2:高卒予定者の就職内定率の推移(12月末時点)
画像:図表2

注:2021年3月卒については、新型コロナウイルス感染症の影響により選考開始日等を1カ月後ろ倒ししたため、1月末現在の数値となっている。

(公表資料から編集部で作成)

調査対象人員は、大学等の2026年3月卒業予定者の就職内定状況(2月1日時点)が、文部科学省・厚生労働省が抽出した合計112校の6,250人(大学、短期大学、高等専門学校が5,690人で、専修学校(専門課程)が560人)。2026年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(12月末時点)は国立、公立、私立の高等学校(全日制・定時制)、中等教育学校が調査対象で、今回の調査での卒業予定者は93万2,925人となっている。

(調査部)