注目図書資料のご案内
【障害者雇用】
障害者雇用
障害者雇用促進法の改正により、2018年4月から障害者の法定雇用率が段階的に引き上げられ、積極的な障害者雇用が企業に求められています。
いま話題のテーマに関し、労働図書館が所蔵している図書資料の一部をご紹介します。
『発達障害と仕事:発達障害者の自立・就労を支援する本』 発達障害者の自立・就労を支援する会編
障害者雇用のために特別な配慮がされた特例子会社について特集を組み、8社のレポートを通し発達障害者の就労について伝える。
『大人の発達障害と就労支援・雇用の実務』 山下喜弘、田中建一、加藤千恵子編著;渋谷英雄他共著
大人になってから発達障害と診断される「大人の発達障害」とは何か。その特性や治療、就労支援・法的支援制度等について、医療・福祉・法学といった各専門家がわかりやすく解説する。また、発達障害の支援者や福祉施設運営管理者等のコラムが充実している。
『「働く幸せ」の道:知的障がい者に導かれて』 大山泰弘著
1960年に初めて知的障害者を雇用して以来、一貫して障害者雇用を推し進めてきた国内の先駆的企業。その経営者である著者は、働く行為そのものが人間を幸せにして愛をも得られるということを、一緒に働いている知的障害者の人々から教えてもらったと述べる。
『障害者雇用とディスアビリティ・マネジメント』 二神恭一、二神常爾、二神枝保著
いまや世界的な潮流となった障害者雇用。非健常者(ディスアビリティ)を雇用・管理する各国の取り組みと日本の事例について紹介し、ディスアビリティ・マネジメントの重要性を解説する。
『障がい者の就活ガイド』 紺野大輝著
「脳性麻痺による脳原両上肢機能障害」という障害を持ちながら、企業の人事担当者として働く著者。就職準備、面接、内定そして就労まで、その流れとノウハウを、自身の体験を交えてわかりやすく解説する。
『障害者雇用の実務:法令理解から定着支援、戦力化まで』 労務行政研究所編
障害者雇用の環境変化と関連法令や、採用・雇用管理などの実務上の留意点など、人事担当者と現場の指導役に向けた1冊。精神障害者雇用の先進3事例を含めた企業事例も紹介。
『ソーシャルファーム:ちょっと変わった福祉の現場から』 コミュニティシンクタンクあうるず編
障害者を含む社会的弱者が働ける、多様な働く場の創出としてのソーシャルファームは、一般就労、福祉的就労と並び第三の雇用の場とされている。種々の実践例をもとに、ソーシャルファームの必要性と可能性を探る。
『障碍者雇用と企業の持続的成長:事業における「活用」と「探索」の考察』 亀井省吾著
障害者雇用問題を企業の持続的成長に絡めて考察する。実際の企業における調査と分析を行い、多様な人材を雇用することが企業の持続的成長につながると説く。
『精神疾患と障害差別禁止法:雇用・労働分野における日米法比較研究』 所浩代著
1990年、米国で「障害のあるアメリカ人に関する法律(ADA)」が成立した。米国で障害差別禁止原則が導入された経緯とこれまでの歩みを検証し、障害差別禁止法の意義について考察、日本法制の課題を指摘する。
労働関係研究機関などが発表する成果物より
『障害者雇用の質的改善に向けた基礎的研究』
調査シリーズNo.92『企業の社会貢献の取組みと労働者のキャリア形成 ―実証:中高年期に障害者雇用に携わった人々― 』
上記以外にも、労働図書館では労働関係の図書や調査研究成果を多数所蔵しています。
図書資料をお調べの際は当機構のデータベースをご利用ください。