最近の統計調査結果から2005年4月
統計調査報告
ゴールデンウィーク期間中における連続休暇の実施予定状況調査
ゴールデンウィークに企業が予定する連続休暇は平均6.3日で、前年(5.6日)を上回る。
消費者物価指数 ―全国3月・平成16年度平均/東京都4月―
4月26日(火曜)総務省発表
消費者物価指数は、前年同月比0.2%の下落。なお、4月の東京都区部は同0.4%の下落。
平成16年度平均では、前年度比0.1%の下落で、平成11年度以降6年連続で下落。
家計調査 ―3月・平成16年度平均―
4月26日(火曜)総務省発表
勤労者世帯の消費支出は前年同月比実質で1.7%の増加。
平成16年度平均では、前年度比実質で0.8%の増加。
労働力調査 ―3月・平成16年度平均―
4月26日(火)総務省発表
一般職業紹介状況 ―3月・平成16年度―
完全失業率(季調値)は、前月に比べ、0.2ポイント低下し、4.5%。男女別には,男性が4.7%と、前月に比べ0.3ポイント低下、女性が4.2%と前月と同率。
有効求人倍率(季調値)は0.91倍と、前月と同水準。
雇用者数(季調値)は前月に比べ、6万人の増加。
完全失業者数は313万人と、前年同月比で22ヶ月連続の減少。
平成16年度では、完全失業率は前年度比0.5ポイント低下の4.6%で、2年連続の低下。就業者数は6332万人と2年連続増加。
平成16年度の有効求人倍率は、0.86倍で前年度を0.17ポイント上回った。
図表1:完全失業率と有効求人倍率の推移
事業所・企業統計調査 ―平成16年―
5年前に比べ、従業員数は3.1%(年率0.6%)減少。
1事業所当たりの従業員数を平成11年と比べると、8.7人から9.1人へと増加。
平成16年における死亡災害・重大災害発生状況
平成16年の労働災害による死亡者は1620人で、これまで最少であった平成15年をさらに下回った。
企業行動に関するアンケート調査 ―平成16年度―
雇用者数の変化は、過去3年間では年度平均1.8%減、今後3年間では同0.8%増の見通し。
鉱工業生産指数 ―3月速報―
4月28日(木曜)経済産業省発表
鉱工業生産指数(季調値)は、前月比0.3%低下と2ヶ月連続の低下。4月は上昇、5月は低下を予測。
毎月勤労統計調査 ―3月速報―
5月2日(月曜)厚生労働省発表
現金給与総額(規模5人以上)は前年同月比0.6%の減少。きまって支給される給与は0.6%の減少。
製造業の所定外労働時間(規模5人以上、季調値)は前月比0.4%増加。
常用雇用(規模5人以上)は前年同月比0.5%増加。
研究会報告等
月例経済報告 ―4月―
景気は、一部に弱い動きが続いており、回復が緩やかになっている。 (前月と変わらず)
- 企業収益は改善し、設備投資は 緩やかに 増加している。(前月と変わらず)
- 個人消費は、 持ち直しの動きがみられる 。 (前月:おおむね横ばいとなっている。)
- 雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善している。 (前月と変わらず)
- 輸出は弱含み、生産は 横ばいとなっている 。 (前月と変わらず)
月例労働経済報告 ―4月―
労働経済面をみると、完全失業率が高水準ながらも、低下傾向で推移するなど、雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善している。