情報化の進展及び今後の社会動向への企業の対応に関する実態調査報告書(要約版)
1 企業における情報化の進展状況
―ホワイトカラー職員のOA機器、コンピュータの習熟状況
(注)本調査においては、「情報ネットワーク化(情報化と略記)」を「コンピュータと通信手段を活用して業務を処理すること」と定義した。
平均的なホワイトカラー職員のOA機器、コンピュータの習熟状況をみると、男性一般職員については、「表計算ソフト程度まで使える人が多数」が48.9%、「ワープロができる人が多数」が38.5%となっており、「ほとんど使えない人が多数」は8.1%にとどまった。女性一般職員は「ワープロができる人が多数」が53.9%を占め、「表計算ソフト程度まで使える人が多数」が37.3%であり、「ほとんど使えない人が多数」は5.6%であった。
一方、中間管理職については、「ワープロができる人が多数」が最も多く52.2%、「表計算ソフト程度まで使える人が多数」が21.9%であり、「ほとんど使えない人が多数」は22.9%であった。
また、ホワイトカラー職員を若年層と中高年層に分けてみると、若年層では「表計算ソフト程度まで使える人が多数」が59.7%、「ワープロができる人が多数」が29.9%を占め、「ほとんど使えない人が多数」は4.5%にとどまっているのに対し、中高年層は「ワープロができる人が多数」が47.0%、「ほとんど使えない人が多数」が40.5%となっており、若年層と中高年層では習熟状況に隔たりがある。
図1 ホワイトカラー職員のOA機器、コンピュータの習熟状況