パートタイム労働者の賃金(2017年3月1日掲載)

2017年3月1日掲載

パートタイム労働者の賃金(PDF:433KB)

− 時間当たりは増加が続く −
○失業率改善とともに増加が続く、2016年第4四半期(10~12月平均)1.9%増

図1 パートタイム労働者の時間当たり賃金(きまって支給する給与)の増減率と完全失業率
-2010年第1四半期~2016年第4四半期-

時間当たり賃金増減率のグラフ

資料出所: 厚生労働省「毎月勤労統計調査」、総務省「労働力調査」

注1:
時間当たり賃金の増減率は、毎月勤労統計調査による各月のきまって支給する給与指数を総実労働時間指数で除して四半期平均し、その対前年同期増減率(%)をとったもの(最後に四捨五入で小数点以下第1位までの値とした)。
注2:
完全失業率は、労働力調査による各月の完全失業率の季調値を四半期平均したもの(四捨五入して小数点以下第1位までの値とした)。
注3:
各年第1四半期に縦線を引いた。

図1のデータ(月別含む)(Excel:50KB)

参考1 月間賃金の動き

同じ期間の月間賃金(きまって支給する給与)の動きは次の図のとおりである(四半期平均)。変動が大きく、時間当たり賃金でみた場合に現れる傾向が必ずしもはっきりしない。この原因のひとつは、月間の労働時間数が暦の影響(例えば、土曜、日曜の数)などで動くと、時間給の多いパートタイム労働者の月間賃金額も動くことであろうと考えられる。なお、この図には、一般労働者(フルタイム労働者)と全労働者の月間賃金の動きも併せて示してある。

図2 パートタイム労働者の月間賃金の前年同期比増減率
−四半期平均 2010年第1四半期~2016年第4四半期−

月間賃金増減率のグラフ

資料出所 厚生労働省「毎月勤労統計調査」

注:
各年第1四半期に縦線を引いた。

参考2 月間賃金と時間当たり賃金の動きの関係

上でみたように、パートタイム労働者の時間当たり賃金(図1)と月間賃金(図2)の動きは一致していない。〔 月間賃金 = 時間当たり賃金 × 月間総実労働時間 〕であることを利用して、時間当たり賃金や月間総実労働時間の変化が月間賃金の変化にどの程度寄与しているかを次式でみたのが図3である。

月間賃金の増減率= 時間当たり賃金の増減率+月間の総実労働時間の増減率

2011年以降は時間当たり賃金の増加が続いている一方で、2013年以降は労働時間が減少している。このため、月間賃金の伸びが時間当たり賃金の伸びより低くなっていることがみてとれる。

図3 月間賃金増減率の要因分解
−2010年第1四半期~2016年第4四半期−

月間賃金増減率の要因分解のグラフ

資料出所 厚生労働省「毎月勤労統計調査」

参考3 長期で見た場合

毎月勤労統計調査でパートタイム労働者の賃金の増減率がわかる1994年以降について、時間当たり賃金の動きを失業率と併せてみると、下図のとおりである。点線で囲んでいる失業率が低下した期間は、時間当たり賃金が増加していること、しかも増加幅が拡大していることがわかる。

図4 パートタイム労働者の時間当たり賃金の増減率と完全失業率
-四半期平均 1994年第1四半期~2016年第4四半期-

時間当たり賃金増減率と完全失業率のグラフ

お問合せ先

調査部(統計解析担当)

E-mail: jilstat[at]jil.go.jp ※[at]を@にご修正ください。

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