フリーランスの労働法政策
ブックレット
- 定価: 1,650円(本体1,500円)
- 2022年3月22日刊行
- A4判
- 127頁
- 濱口 桂一郎[著]
- ISBN978-4-538-53003-1
フリーランス(雇用類似の働き方)の最新の状況を概観
コロナ禍で新しい働き方の1つとしてフリーランスが注目を集めました。本ブックレットは、JILPTが2021年3月に開催した東京労働大学特別講座「フリーランスの労働法政策」の講演録をベースに取りまとめたもので、国内のフリーランス問題と政策対応、JILPTの調査結果、諸外国の政策動向を概観しています。
フリーランスに関しては、国内でも最近まで対策が大きく動いており、また、諸外国でも新たな政策が登場し、2021年末にはEUのプラットフォーム労働指令案が提案されるに至っています。特別講座開催後のこうした動きも書き加えるとともに、関係資料をできるだけ多くまとまった形で巻末に収録しました。
目次
- Ⅰ フリーランス問題の概観
- フリーランス問題の経緯
- 家内労働法
- 自営型テレワークガイドライン
- 労働者性の判断基準
- 雇用類似就業への政策
- フリーランスガイドライン
- 新たなフリーランス保護法制の立法
- 労災保険の特別加入
- 一人親方の安全衛生対策
- 小学校休業等対応支援金
- 持続化給付金
- 税法上の労働者性
- フリーランスの失業給付
- フリーランスの職業紹介
- 高齢者・障害者の非雇用型就業政策
- フリーランスの労働組合・団体交渉
- Ⅱ JILPT のフリーランス関係調査
- JILPT の雇用類似就業者調査
- コロナ禍でのフリーランスの実情
- 労働者性スコア
- 労働者性に係る監督復命書等の内容分析
- (1) 全体的状況
- (2) 職種別の特徴
- 雇用類似就業者へのヒアリング
- Ⅲ 諸外国におけるフリーランス労働政策
- イギリス
- ドイツ
- フランス
- アメリカ
- 韓国
- 中国
- EU
- (1) オンライン仲介サービス規則
- (2) プラットフォーム労働条件指令案
- (3) 自営業者の団体交渉権
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