コース別雇用管理制度の実施状況と指導状況について
コース等で区分した雇用管理については、制度の運用において男女異なる取扱いが
行われていたり、固定的な役割分担意識から事実上の男女別の雇用管理として機能し
ている事例も多く見られることから、厚生労働省では、男女雇用機会均等法の趣旨に
沿った雇用管理を徹底し、女性労働者の能力の積極的な活用に向けポジティブ・アク
ションの取組を促進するため、平成12年6月に「コース等で区分した雇用管理につ
いての留意事項」を策定した。
都道府県労働局雇用均等室では、均等法の施行状況を把握するため、企業から雇用
管理の実施状況について報告を求め、必要な指導を実施しているが、その一環として、
平成12年度下半期において、コース別雇用管理制度導入企業全国215社を対象に、
雇用均等室職員が企業を訪問し、人事・労務管理担当者と面接の上、コース別雇用管
理制度の内容と実施状況とを把握し、留意事項に沿った制度運用が行われるよう集中
的に指導した。
対象企業215社の内訳は、業種別には、製造業66社、金融・保険業56社、卸
売・小売業45社、建設業25社、その他23社となっている。規模別には、
1,000人以上の企業が96社、300人以上1,000人未満の企業が76社、
300人未満の企業が43社となっている。
対象企業におけるコース別雇用管理制度及びその運用実態は次のとおりであった。
1 コース別雇用管理制度について
2 コース別雇用管理制度の実施状況について
3 行政指導の実施状況について
コース別雇用管理制度導入企業に対する助言、指導等の実施状況
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