5人の専門家 プロフィール 『子どもがニートになったなら』

2005年7月8日


宮本みち子(みやもと・みちこ)

放送大学教養学部教授。専門は青年社会学、家族社会学、ライフコース論。社会学博士。青年のライフコースの変化と多様性を、日本および国際比較の立場から研究を続けている。著書に『若者が「社会的弱者」に転落する』(洋泉社新書)、『未婚化社会の親子関係』(有斐閣選書)、監訳書に『若者はなぜ大人になれないのか』ジル・ジョーンズ/クレア・ウォーレス(新評論)他。


江川紹子(えがわ・しょうこ)

神奈川新聞社会部記者を経て独立。1989年以降、オウム真理教問題について取材を続ける。1997年秋から99年3月までNHK「青春探検」のレポーターを、98年春からNHK教育テレビ「少年少女プロジェクト 聞きたい! 10代の言い分」で聞き手役をつとめた。著書に『人を助ける仕事』(小学館)、編著に『生きる力を育むために』(時事通信社)他。


小島貴子(こじま・たかこ)

1991年、埼玉県庁に職業訓練指導員として入庁。キャリアカウンセリングを学び、職業訓練生の就職支援や、中高年の再就職支援に活躍、「カリスマキャリアカウンセラー」の異名をとる。2005年春から立教大学大学教育開発・支援センターでコオプ・コーディネーター。著書に『子供を就職させる本』『がんばる中高年実践就職塾」』(ともにメディアファクトリー)。


長須正明(ながす・まさあき)

東京都公立学校教員、川崎市立看護短大教授他を経て、東京聖栄大学専任講師。専攻はライフスタイル論、進路指導論。進学率より就職率の高い都立高校で長く進路指導、生徒指導を続けた経験を持つ。著書に『変わる若者と職業世界…トランジッションの社会学』(共著・学文社)、『大学短大卒業後専門学校で学んだ人のキャリア形成』(編著・専進研)など。


斎藤環(さいとう・たまき)

爽風会佐々木病院・診療部長。医学博士・精神科医。筑波大学医学研究科博士課程修了。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学。とくに「ひきこもり」問題については第一人者で、治療・支援、啓蒙活動を行っている。著書に『社会的ひきこもり』(PHP新書)、『「ひきこもり」救出マニュアル』(PHP研究所)『「負けた」教の信者たち』(中公新書ラクレ)他。