諸外国の労働契約法制
- 定価: 2,420円(本体2,200円)
- 2006年7月10日刊行
- A5判
- 430頁
- 荒木尚志(東大教授),山川隆一(慶大教授),労働政策研究・研修機構[編]
- ISBN978-4-538-41156-6
人事管理の個別化・多様化の進行や個別労働紛争の増加が見られる中、労働契約についての体系的ルールの確立が求められている。
独、仏、英、米の契約法制を紹介する本格的な研究書であり、日本における労働契約法制論議にも資する格好の参考書。
目次
- 序章
- 各国の労働契約法制の概要
- 第1章
- ドイツ
- 第2章
- フランス
- 第3章
- イギリス
- 第4章
- アメリカ
本書の構成ついて
主要4カ国の労働契約法制の概要(編著者執筆)および基本的アウトラインに従って分析した各国編で構成。
基本的アウトライン
総論
- 法源
- 根拠法
- 労働契約法制の対象範囲
- 規制の実効性確保の仕組み
- 当該国における「労働契約法」の位置づけ
各論
- 採用内定
- 試用期間
- 労働条件設定の法的手段
- 労働条件の変更
- 懲戒
- 休職制度
- その他労働契約に関わる権利義務関係(秘密保持義務,競業避止義務,安全配慮義務等)
- 労働契約の終了
国別執筆者
- ドイツ
- 皆川宏之(千葉大助教授),橋本陽子(学習院大教授)
- フランス
- 奥田香子(京都府立大助教授)
- イギリス
- 有田謙司(専修大教授)
- アメリカ
- 池添弘邦(労働政策研究・研修機構副主任研究員)