近江絹糸争議斡旋経過―中央労働委員会による―
ブックレット

- 2022年3月22日刊行
- A4判
- 142頁
- ISBN978-4-538-53004-8
- 労働政策研究・研修機構[編]
定価: 1,980円(本体1,800円)
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「近江絹糸争議」の斡旋作業の経過に関わる貴重資料!
―戦後の労使関係の形成過程の研究にとって有益な情報を提供―
1954年に発生した「近江絹糸争議」。人権争議とも称され、労使間の激しい対立だけでなく、解決に向けて政府・財界を巻き込み、海外からも注目を集めたことから、その影響は大きく、最終的に解決に導いたのは第三者の立場から調停を行った中央労働委員会でした。
本資料は、同争議を担当した中央労働委員会の職員が斡旋作業に携わる中でメモとして残して保存していた資料をもとに、解題や争議経過などを追加して取りまとめたものです。
目次
- 解題
- 近江絹糸争議の経過等
- 中央労働委員会における近江絹糸争議斡旋経過
- はじめに
- 近江絹糸争議斡旋経過(中央労働委員会)のあらまし
- 第一部 斡旋に至るまで
- 1 序章
- 2 新組合結成から争議行為へ
- 第二部 中労委による斡旋
- 中労委の対応
- 斡旋の開始(7月17日から)
- 予備会談
- 斡旋案提示へ向けて
- 斡旋案の提示
- 中労委の仲介による団体交渉
- 労使への申入れから斡旋打切りまで
- 斡旋打切り後の動き(8月14日(土)から)
- 中労委等の対応
- 再斡旋へ
- 組合から再度の斡旋申請(9月8日(水))
- 斡旋案の提示(9月12日(日)22時10分)
- 斡旋案の受諾と調印式(9月13日~16日)
- 労使による協定書の締結と新労使関係のスタート
- 労使のその後
- 【付録】
- 付録1 中労委事務局の幹部の見た近江絹糸争議(感想)
- 付録2 前田淳氏(当時彦根工場新労組の副支部長)の回想
- あとがき
- 補遺 近江絹糸争議はどう評価されてきたか
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