タイトル:エンプロイアビリティの判断基準等に関する調査研究報告書について





発  表:平成13年7月12日(木)

担  当:厚生労働省職業能力開発局総務課

                  電 話 03-5253-1111(内線5600)




 近年、産業構造の変化、技術革新の進展や労働者の就業意識・就業形態の多様化に

伴い、労働移動が増大しつつあり、労働者に求められる職業能力として企業内で通用

する能力から、企業を超えて通用する能力が問われるようになってきた。

 また、企業内においては、職業能力について、特定の職務への習熟から、変化への

適応能力や問題発見・解決能力、さらには創造的能力等が重視される傾向にある。

 このように、企業内外において職業能力のあり方に大きな変化が生じており、従来、

比較的区分されていた外部労働市場と内部労働市場が相互の関連性を深め、次第に、

労働市場としての一体性が生まれつつある。

 このため、今後は、職業能力のあり方についても、こうした一体性を強めつつある

労働市場というものを念頭に置きつつ、そこで通用する職業能力、即ち、労働市場価

値を含んだ就業能力(エンプロイアビリティ)というものを想定していく必要がある。

 このような状況を踏まえ、厚生労働省では、研究会を開催し、エンプロイアビリテ

ィの意義と内容、エンプロイアビリティの評価の必要性や、評価基準の作成のあり方

等について検討してきたところであり、今般、報告書がとりまとめられたところであ

る。(概要については別紙)

 厚生労働省としては、本報告書も踏まえ、更にエンプロイアビリティの判断基準等

について検討を行い、職業経験等を基礎とした実践的な評価手法の確立や労働市場包

括的な職業能力の評価システムの整備を図っていくこととしている。





エンプロイアビリティの判断基準等に関する調査研究報告書

(参考)研究会の開催実績等




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