2 年齢階級別賃金 年齢階級別に賃金をみると、技能職種計では、最も賃金の高い年齢層は50〜 54歳層で16,140円となっている。 20〜24歳層の賃金(10,850円)を100とした年齢間格差をみると、 技能職種計では賃金の最も高い年齢層では約1.5倍となり、各年齢層の格差を前 年と比べるとあまり変化はみられないが、この5年間の推移をみると格差は拡大し ている(第2図、第2表、第3表)。 同様に主要11職種について賃金の最も高い年齢層との格差をみると、電気工は 約1.8倍、大工は1.7倍と他の職種に比べ格差は大きく、型枠工、貨物自動車 運転者、とび工、左官が約1.3倍とこれらの職種では格差は小さい(第3図、 第3表)。 なお、全産業における男性労働者の年齢間格差(平成11年賃金構造基本統計調査 における産業計、企業規模計、学歴計及び職種計のきまって支給する現金給与額に 基づく年齢間格差)は、約2.0倍であり、これに比べると技能職種計の賃金の年 齢間格差は小さい(第2図、第2表)。