タイトル:活力ある高齢社会の実現に向けて、シルバー人材センターの一層の

     発展を

     −「シルバー人材センターの新しい発展方向についての懇談会」報告書−

発  表:平成11年8月27日(金)

担  当:労働省職業安定局高齢・障害者雇用対策課

                 電 話 03-3593-1211(内線5823)

                     03-3502-6779(夜間直通)




 1 我が国においては急速に少子高齢化が進展しており、21世紀初頭には若年人

  口は減少し、国民の約3人に1人が、労働者の約5人に1人が60歳以上の高齢

  者になる見込みである。こうした状況の中で我が国経済社会の活力を維持する

  ためには、高齢者が長年培った知識や経験を活かして社会で活躍できる仕組み

  づくりが重要である。 

  



 2 シルバー人材センターは、これまで地域の高齢者に「臨時的かつ短期的」な

  就業機会を提供し、高齢者の生きがいの充実や地域社会の活性化に多大な貢献

  をしてきた。しかし、今後、就業を希望する高齢者がさらに増加していくこと

  が見込まれること、高齢者の就業機会が極めて限られていること等にかんがみ

  ると、シルバー人材センターにもこれまで以上の役割を果たすことが必要にな

  ると考えられる。

  



 3 こうした問題意識のもとで、労働省では、昨年11月から、学識経験者による

  「シルバー人材センターの新しい発展方向についての懇談会」(座長 高梨 

  昌 信州大学名誉教授)を開催し、今後のシルバー人材センターの発展方向に

  ついて、着眼点を示すべく議論を行ってきたが、今般、その結果をまとめた。





 4 同懇談会においては、無料職業紹介の充実強化、シニアワーク・プログラム

  の拡充、登録型労働者派遣事業の実施、就業範囲の拡大といった、シルバー人

  材センターの機能強化策の可能性が示唆された。

   

  (別紙) 報告書概要

  報告書のポイント







 (参考) シルバー人材センターの新しい発展方向についての懇談会メンバー名簿

      (敬称略)



       稲  上      毅   (東京大学文学部教授)

       岩  村    正  彦  (東京大学法学部教授)

       小  林    謙  一  (創価大学比較文化研究所教授)

       袖  井    孝  子  (お茶の水女子大学生活科学部教授)

  (座長) 高  梨      昌   (信州大学名誉教授)



    (五十音順)    


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