タイトル:「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書について
発 表:平成14年7月31日(水)
担 当:職業能力開発局総務課・基盤整備室
電 話 03-5253-1111(内線5313)
03-3502-6783(夜間直通)
経済社会環境が急激に変化し続け、予測のつかない不透明な時代となり、労働者、
個人は一回限りの職業人生を、他人まかせ、組織まかせにして、大過なく過ごせる
状況ではなくなってきた。すなわち、自分の職業人生を、どう構想し実行していく
か、また、現在の変化にどう対応すべきか、各人自ら答えを出さなければならない
状況となってきている。
この意味において、「キャリア」(関連した職業経験の連鎖)や「キャリア形
成」といった言葉が、労働者の職業生活を論ずるキーワードとなりつつある。こう
した動きを単に時代の流れに対応させるための受動的なものと受け止めるのではな
く、これを契機として個人主体のキャリア形成の動きを積極的に位置づけ、企業や
社会の活性化を図る方向に向けていくことが重要である。
このため、昨年策定された第7次職業能力開発基本計画においても、今後の職業
能力開発施策の展開の中心に労働者のキャリア形成促進が挙げられている。
しかしながら、「キャリア」や「キャリア形成」の意味や広がり、さらには、第
7次基本計画を受けた「キャリア形成」支援を中心とする施策体系、展開の有り様
については、未だ十分理解されているとは言い難く、改めて、これらの点について
内容を明確にするとともに、その可能性を示す必要がある。
このため、キャリア形成の現状と支援政策の在り方について、専門的な検討を行
うことを目的として平成13年11月から、学識経験者や企業の実務経験者の参集
を求め「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」(座長:諏訪康雄
法政大学教授)を厚生労働省職業能力開発局において11回にわたり、開催して
きたところ、今般、その報告書がとりまとめられたので公表する。
・報告書要旨
・報告書本文
・参考資料
・「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」参集者
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