タイトル:「総合経済対策」の策定について

発  表:平成10年4月24日

担  当:労働省大臣官房政策調査部総合政策課

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1 我が国経済は、アジア地域の通貨・金融市場の混乱、昨秋の金融機関の経営破綻

 等を背景に、家計や企業の景況感の厳しさが個人消費や設備投資に影響を及ぼし、

 景気は停滞状態を示している。

  また、勤労者を中心とする国民の将来の生活や雇用に対する先行き不安が消費性

 向の低下を招き、景気を冷え込ませるという悪循環に陥っている。このような中で

 、完全失業率が高水準で推移するとともに有効求人倍率が低下するなど厳しい雇用

 失業情勢にある。



2 この状況を打開し、我が国経済を力強い回復軌道に乗せるとともに、21世紀に

 おける活力ある我が国経済社会を実現する観点から、本日開催された経済対策閣僚

 会議において「総合経済対策」が取りまとめられた。



3 当該対策には、雇用対策として、「緊急雇用開発プログラム」等の実施等を盛り

 込んでいる(別添1参照)。「緊急雇用開発プログラム」等の具体的な内容として

 は、別添2のとおりであり、今後これらの施策の着実な 実施を図ることにより、

 雇用の先行き不安を払拭するとともに、労働者に将来への安心感を与え、経済全体

 の明るい展望を開くべく全力を傾注していくこととしている。




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