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■紛争調整委員会によるあっせん
あっせんとは、紛争当事者の間に弁護士、大学教授等からなる学識経験者(あっ
せん委員)が入り、双方の主張の要点を確かめ、場合によっては、両者が採るべき
具体的なあっせん案を提示するなど、当事者間の調整を行い、話し合いを促進する
ことにより、紛争の円満な解決を図るものである。あっせん委員の内訳はグラフの
とおり。
3ヶ月間にあっせん申請のあった件数は、308件である。
(主な内容)
事案の主な内容としては、普通解雇91件(30%)、整理解雇29件(9%)、
懲戒解雇8件(3%)、労働条件の引下げ50件(16%)、出向・配置転換15
件(5%)、退職勧奨19件(6%)、いじめ・嫌がらせ22件(7%)、セクシ
ュアルハラスメント12件(4%)となっている。
(申請人)
労働者からの申請が303件(98%)であり、その内訳は、正社員が84%、
パート・アルバイトが7%、期間契約社員が5%、派遣労働者が1%となっている。
事業主から申請されたものも5件(2%)ある。
(あっせんの実施状況)
あっせんの手続を終了した事案は147件であるが、このうち、合意が成立した
ものは57件(39%)、申請が取下げられたものは41件(28%)、紛争当事
者の一方が手続に参加しない等の理由により、あっせんを打切ったものは44件
(30%)となっている。
処理に要した期間は、1ヶ月以内が83%、1〜2ヶ月以内が16%、2〜3ヶ
月以内が1%となっており、迅速に処理が行われている。
あっせんの手続を終了した事案の概要は別添5のとおり。
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