タイトル:政府管掌健康保険の平成13年度単年度収支決算の概要



発  表:平成14年10月8日(火)

担  当:社会保険庁運営部医療保険課

                  電 話 03-5253-1111(内線3595)

 ○政府管掌健康保険の平成13年度単年度収支決算は、4,710億円の赤字。

  その内訳は、医療分で4,231億円の赤字、介護分で479億円の赤字。



 ○赤字決算は、平成5年度以降実質9年連続。赤字額は、前年度の約3倍で過去最大。





 1 医療分の収支については、



  (1) 収入面では、厳しい経済情勢を背景として、平成10年度以降4年連続で

    の被保険者数の減少及び平成11年度以降3年連続での平均標準報酬月額の

    減少に伴い、保険料収入が対前年度比で637億円の減少となる5兆

    8,214億円となったこと。



  (2) 支出面では、保険給付費が対前年度比で234億円の増加となる4兆

    2,524億円にとどまったものの、高齢化の進展等を背景として、老人保

    健拠出金が対前年度比で1,268億円の増加となる2兆1,836億円、

    退職者給付拠出金が対前年度比で730億円の増加となる5,816億円と

    なったこと等により、対前年度比で2,662億円の悪化となる4,231

    億円の赤字。





 2 介護分の収支については、平成12年度に納付の猶予を受けた介護納付金

  (911億円)の全額を平成13年度に納付した一方、これに相当する介護保険

  料を平成13年度と平成14年度とに平準化して徴収するものとしていること等

  により、対前年度比で503億円の悪化となる479億円の赤字。





 3 その結果、収入7兆2,217億円に対し、支出7兆6,927億円となり、

  対前年度比で3,165億円の悪化となる4,710億円の赤字。



  (注)単年度の実質的な財政状況を示すため、国庫補助繰延の返済、保険料収入

     によらずに一般会計からの繰入れで償還するものとされている累積債務に

     係る経費等を除外している。





 4 なお、平成13年度末の事業運営安定資金残高は、医療分で5,526億円、

  介護分で▲455億円、全体で5,071億円。これは、対前年度比で

  1,654億円の減少。



  (注)事業運営安定資金残高は、国庫補助繰延の返済、厚生保険特別会計に

     おける健康勘定から業務勘定への繰入れに係る当年度の剰余金等を含む。







 【医療分の単年度収支差の推移】



  医療分の単年度収支差の推移



 (注)[ ]内は、健康保険組合の解散に伴う承継財産を除外した場合の計数。







 【医療分に係る被保険者数等の対前年度伸び率の推移】



  医療分に係る被保険者数等の対前年度伸び率の推移





 【表】



  政府管掌健康保険の平成13年度単年度収支決算(全体)



  政府管掌健康保険の平成13年度単年度収支決算(医療分)



  政府管掌健康保険の平成13年度単年度収支決算(介護分)



  政府管掌健康保険の単年度収支決算(医療分)の推移

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