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(参考)
「第6回しごとフェスティバル」ビデオ等作品コンテストにおける厚生労働大臣賞
及び最優秀賞作品の概要
◎厚生労働大臣賞『力を合わせた もち米づくり』
(絵画部門 小学生)[玖珠町立杉河内小学校]
児童数6人の小学校で、卒業していく6年生との思い出づくりに3人の児童が
中心となり、ときどき1・2・3年生の3人も手伝って全員でつくったちぎり絵。
12月から3月にかけて完成させた縦横2×(かける)8メートルの巨大なちぎ
り絵から3人の子どもたちのねばり強さ、前向きに取り組む姿が感じとられ、働
くことの尊さ、一体となって成し遂げていくすばらしさを現している作品。
○最優秀賞『道産馬(どさんこ)一代・道産馬の駄(だん)づけ
馬追い(うまおい)』
(ビデオ部門)[渡邊 幸和 会社員]
道産馬60頭を半野生の状態で放牧し春秋の必要な時だけ荷役や苗木運びに使
う馬追いの仕事。重い荷を道産馬の左右に縄でくくりつける駄づけ作業は半世紀
以上続けている熟練技そのもの。数頭の道産馬が縦一列で苗木を運ぶ様は馬追い
と道産馬の一体感さえ感じる。北海道の文化遺産を伝える貴重な記録作品。
○最優秀賞『田園の子(14枚組)』(写真部門)[村上 吉秋 会社員]
稔りの秋、収穫の秋での田園風景。農繁期の中、すくすくと育っている子ども。
辛く厳しい作業であってもおばあさんは幼い孫がそばにいると不思議と力がわい
てくる。孫とくつろぐひととき、僕もたまにはお手伝いなど14枚の写真で語っ
ている作品。
○最優秀賞『たのしいしごと/お父さんの仕事』
(エッセイ部門 小・中学生の部)
[小牧 悠里 小学1年/小牧泉希 小学3年]
小学校になって始めたお風呂そうじ。お姉ちゃんが楽しそうにやってたしごと
を譲ってもらった。自分のしごとをもつことでなぜか楽しい気分になれる。寒い
とき、忙しいとき、疲れているときなどいやになるときもあるが、家族のみんな
もがんばって働いている。自分だってがんばらなければと、苦しみを楽しみに変
えてしまう。
朝はコンビニ、昼はパソコン、夕方は塾の先生と毎日大忙しのお母さん。お母
さんの仕事で一番大変なのは何と尋ねたら「お父さんの仕事だね」と。お父さん
は小さい頃すでに亡くなっている。後でおばあちゃんに聞いたら、お父さんの役
もしながら不自由なことがないようたくさん働いているんだよとのこと。お父さ
んがいないことをいやだと思ったことはなかったけれど高いところに上ったり重
いものを運んだりとお父さんの分までお母さんががんばっていたからだ。仕事は
大変だけれども優しい気持ちになってがんばれる。
妹と姉それぞれ違った視点から仕事に対する気持ちを伝えた作品。
○最優秀賞『針を置く日』(エッセイ部門 高校・大学・一般の部)
[乗越 一美 自営(和裁)]
かつては師匠や先輩の仕事から技術を盗んで自分のものにした。夫を亡くし、
二人の息子を育てるため休日なく働き、急ぎの仕事のときは子どもと参加する遠
足にもいけなかった。今は命がけで技術を磨かなくてもアルバイトやフリーター
で生きていける世の中だ。しかし、若者たちに自分の一生を捧げられる仕事を見
つけ精進することを願い、職人としての一級技能検定士としての誇りをもって仕
事のあり方を教えてくれる作品。
最優秀賞『すいそうのおそうじ』(絵画部門 小学生の部)
[志賀野 航生 小学2年]
水族館に写生に行ったとき、世界で最大の淡水魚「ピラルク」と水槽をおそう
じしている人に目がとまった。水槽の中で悠々と泳いでいるピラルク、水槽を掃
除している人も僕と同じようにピラルクが好きなんだなとほのぼのと感じること
ができるおもしろい作品。
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