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（別紙１）



　キャリア形成支援体制の整備 





I　趣旨 



　　急激な技術革新の進展や、産業構造の変化等に伴う企業内の働き方の変化、労働移

　動の増大等に適切に対応するためには、労働者一人一人のキャリア形成（職業経歴を

　通した能力形成）に対する支援を通じて、労働者のエンプロイアビリティ（就業能力

　）の向上に資する職業能力開発を推進することが重要である。 

　　このため、「キャリア形成支援コーナー」を設置し、同コーナーにおいて、労働者

　に対するキャリア・コンサルティング（キャリア形成相談）を実施するとともに、企

　業がその雇用する労働者に対して行うキャリア・コンサルティングへの支援を行うこ

　と等により、労働者のキャリア形成を総合的に支援することとする。 









II　具体的事業内容 



　１　労働者がキャリア・コンサルティングを受けられる体制の整備及び個人の能力開

　　発プランの策定 



　　(1)　「キャリア形成支援コーナー（仮称）」の設置 



　　　　　労働者のキャリア形成を総合的に支援するための「キャリア形成支援コーナ

　　　　ー（仮称）」を雇用・能力開発機構の各都道府県センターに設置する。





　　(2)　キャリア形成支援コーナーにおける事業展開 



　　　　　イ　労働者に対するキャリア・コンサルティングの実施等



　　　　　　　主として離転職希望者、中小企業労働者等企業内でキャリア・コンサル

　　　　　　ティングを受けることが困難な労働者に対し、キャリアシート（職業経歴

　　　　　　を詳細に記述する書面）の記入指導、キャリア・コンサルティング（労働

　　　　　　者の希望・適性・能力を踏まえた上での今後のキャリア形成の方向等の提

　　　　　　示）を行うとともに、労働者個人の能力開発のためのプランの提示を行う。



　　　　　ロ　キャリア探索期間中の者に対する支援 



　　　　　　　キャリア探索期間中の者に対して、今後のキャリア形成のための助言・

　　　　　　指導を行うとともに、キャリア形成に向けての動機づけを行うための体験

　　　　　　学習、ガイダンス、ワークショップ等に係るコースの情報提供等を行う。

 

　　　　　ハ　キャリア形成の効果的な推進を図るための指導・助言等



　　　　　　　個別的なキャリア形成を促進するため、労働者に対し、キャリアシート

　　　　　　の活用等についての普及・啓発活動を行う。





　　(3)　職業能力開発に関する情報提供 



　　　　　職業能力開発に関する様々な情報をデータベース化した「能力開発情報シス

　　　　テム（ADDS）」を活用して、職業能力開発、個別のキャリア形成に資する各種

　　　　の情報提供（公共・民間の教育訓練コース、助成金、教材、職業能力評価制度

　　　　（資格制度、検定等）、講師等）を行う。







　２　企業においてキャリア形成を促進するための措置の推進 



　　(1)　キャリア形成支援コーナーにおける企業の取組への支援

 

　　　　　イ　企業が行うキャリア・コンサルティングへの支援



　　　　　　　企業に対し、キャリア・コンサルティングの技法等に係る指導・援助を

　　　　　　行う。 



　　　　　ロ　キャリア形成の効果的な推進を図るための指導・助言等



　　　　　　　個別的なキャリア形成を促進するため、事業主等に対し、キャリアシー

　　　　　　トの活用等についての普及・啓発活動を行うとともに、個別的なキャリア

　　　　　　を踏まえた能力開発の在り方等に係る指導、助言等を行う。 





　　(2)　職業能力開発推進者講習の実施 



　　　　　職業能力開発推進者に対し、キャリア評価、キャリア・コンサルティング等

　　　　に係る講習を実施する。 





　　(3)　職業能力開発に関する情報提供（再掲）

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