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                両立指標のポイント



○ 策定の目的

 企業が、自らの仕事と家庭の両立支援対策の進展度合いや不足して
いる点を、客観的に評価できるようにする
ための指標として策定。


 評価結果に基づき、企業が不足している対策等を自ら把握して、自主
的により一層両立対策に取り組むことを期待





○ 両立指標のコンセプト
1. 企業の取組を幅広く 評価する
(1) 育児や介護のために休業できる
制度等
(2) 仕事をしながら育児や介護が
できる制度等
(3) (1),(2)の制度の利用状況
(4) 制度を利用しやすい環境づくり
(5) その他の仕事と家庭との両立が
しやすい制度等
これら5つのカテゴリー
分類される

合計61項目について評価

2. 企業の取組を客観的に評価する
 → 項目ごとの評価結果を点数化して定量的に評価




○ 指標内容



  下記の5つのカテゴリーに分類された質問に回答し、得られた得点を加算して評

 価する。



                         (計 61項目 満点は415点)
1.両立支援(休業) ← 育児や介護のために休業できる制度等 10項目 計100点
例) Q 育児休業制度はどのような内容ですか?
‥期間及び回数が法定を上回る(15点)法定どおり(0点)

2.両立支援(勤務時間短縮等) ← 仕事をしながら育児や
                  介護ができる制度等
10項目 計 80点
例) Q 子の看護のための休暇制度がありますか?‥はい(15点)いいえ(0点)

3.利用状況 ← 1,2の制度の利用状況 18項目 計100点
例) Q 男性で育児休業を取得した従業員はいますか?
‥1割以上(10点)1人以上(5点)いない(0点)

4.環境づくり ← 制度を利用しやすい環境づくり 8項目 計 55点
例) Q 両立支援への考え方が方針として明文化されていますか?
‥はい(15点)いいえ(0点)

5.人事労務管理 ← その他の仕事と家庭との両立が
           しやすい制度等
15項目 計 80点
例) Q 配偶者出産休暇制度がありますか?
‥はい(5点)いいえ(0点)




○ 両立指標の利用方法
(1)  両立対策の取組や、制度の利用状況をみるチェックリストとして使用する
(2)  各企業において時系列で取組の進捗状況をみる、目標を設定して達成度を測る
(3)  カテゴリーごとのバランスをみて、どの分野の取組が進んでいないかを把握する
(4)  多くの企業の取組データを集積し、同業種、同規模、同地域等の企業の中での
自社の位置を知ることができるようにする
(5)  企業自らが指標結果を公表することにより、対外的な企業アピールに使用する




○ 両立指標の活用促進策
(1)  インターネット上の「ファミリー・フレンドリー・サイト」(仮称)の構築
 各企業がサイトにアクセスすることで、各企業の状況が診断されるとともに、
他社平均値との比較ができる
(2)  各都道府県労働局による広範な周知・広報
(3)  使用者団体等への活用要請
(4)  厚生労働省実施「ファミリー・フレンドリー企業表彰」の選考に活用




○ ファミリー・フレンドリー・サイト



 診断チャートイメージ(例)
図
<コメント>

 制度は整っているものの[1.両立支援(休業)2.両立支援(勤務時間短縮等)]、
制度の利用が少ないようです[3.利用状況]。従業員が制度を利用しやすい環境づく
りに取り組むことが必要です。従業員にアンケートを行うなどにより、制度の利用が
少ない原因を明らかにしましょう[4.環境づくり]。従業員が休暇を取得しにくい社
内の雰囲気があることも考えられます[5.人事労務管理]。

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