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表12
焼却施設関連度分類別にみた血中ダイオキシン類及びCo-PCBs濃度

  TCDD
(pg/g-fat)
ダイオキシン類
(pgl-TEQ/g-fat)
Co-PCBs
(pgP-TEQ/g-fat)
T群
(56名)
平均 3.83 34.17 11.94
標準偏差 2.06 12.03 7.71
U群
(8名)
平均 5.38 66.84 18.42
標準偏差 3.85 20.05 13.32
V群
(13名)
平均 5.64 93.33 21.40
標準偏差 2.78 26.11 11.46
W群
(15名)
平均 8.57 323.31 23.17
標準偏差 2.74 223.23 16.32
(注:対象者の分類は報告書表11参照)

【解説】

 焼却施設内作業と焼却炉関連設備に関連する作業とに注目し、対象者をT

群、U群、V群及びW群の4群に分類し検討を行った。すなわち、T群と

は焼却棟(クレーン操作室を除く)に立ち入らない者、U群とは焼却棟内

には立ち入るが焼却炉関連設備内作業の支援作業には従事しない者、V群

とは焼却炉関連設備内作業の支援は行うが焼却炉関連設備内には立ち入ら

ない者、そしてW群とは焼却炉関連設備内に立ち入って作業に従事する者

である。

 W群が著明に高い血中ダイオキシン類濃度を示すとともに、V群はT・

U群よりも高かった。なお、血中ダイオキシン類濃度が

200 pgI-TEQ/g-fat以上の値を示した労働者はすべてW群に属していた。

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