参考資料 2.空気清浄機の性能評価に関する文献

W.Mark Pierce, Effectiveness of auxiliary air cleaners in reducing ETS 

components offices, ASHRAE(American society of heating, refrigerating and 

air-conditioning engineers) Journal, 38,11,p51-57,1996

 空気清浄器(フィルターろ過、固体吸着機能を有する)の性能を評価するため、空

気清浄器の使用の有無、全体換気の有無など種々の条件下で喫煙場所内とその周囲の

禁煙場所でRSP、FPM、UVPM、ニコチン、COについて濃度測定を行った。

 測定の結果、RSP、FPM、UVPM、ニコチンについては空気清浄器の効果が見られた。

この内特にHEPAフィルターはRSPに、固体吸着剤(活性炭)はニコチンに対して非常

に効果が見られた。COについては非常に微量であるが測定可能な量が喫煙場所内から

その周囲の禁煙場所への漏洩が確認された。

 また、喫煙場所で全体換気を行うことにより、喫煙場所から禁煙場所への漏れの防

止に効果的であることが確認されたが、空気清浄器をさらに効果的に使用するために

は次の項目についても注意を払う必要がある。



  I.外気の供給量

  II.空気清浄器の流量

  III.喫煙場所の広さ

  IV.喫煙量

  V.喫煙場所とその周囲との圧力差

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