5)災害医療に係る保健所機能の強化 ○ 現状 ・保健所は、「地域保健対策の推進に関する基本的な指針」(厚生省告示374号、 改正平成12年3月厚生省告示第143号【資料3】)において地域における健康 危機管理の拠点として位置づけられているが、保健所の参画場面が平時の救急医療 において少ないこと等から災害拠点病院や消防機関との関係が希薄であるとの指摘 がある。 ○ 今後の課題 ・地域における保健医療分野における危機管理の中心的な行政機関として保健所が認 知されるよう、本年3月に作成された「地域健康危機管理ガイドライン」等に基づ き、災害医療に関する知識を備えた要員の確保を図るとともに、日常活動における 取り組みを強化する必要がある。 ・また、「地域健康危機管理ガイドライン」においては、保健所の機能として災害発 生時における医療ボランティアの配置調整や報道関係者との調整が記載されたとこ ろであり、こうした機能を適切に果たし得るような体制整備を図る必要がある。