[事業所調査] 3 労働災害の被災状況等 (1) 業務上災害の被災率について 平成11年11月1日から平成12年10月末日までの労働者1,000人当たりの業務上 災害(不休災害を含み通勤災害を除く。)による被災率(千人率、以下同じ。) は11.35で、そのうち交通事故以外が9.64、交通事故によるものの被災率は1.71 となっている。 産業別にみると、交通事故以外では製造業(10.66)、卸売・小売業,飲食店 (10.32)の順に高く、交通事故によるものについては、運輸・通信業(3.92) が高い(第12表)。 前回と比べると、被災率が3.08ポイント低くなっている。 (2) 労働災害防止対策について 労働災害防止対策を進めることについての関心の程度をみると、「関心がある」 とする事業所は83.6%であり、事業所規模が大きいほど高く、500人以上の各規 模では98%以上となっている。 産業別にみると、電気・ガス・熱供給・水道業、建設業で「関心がある」とす る割合が98%以上となっているが、サービス業では7割程度である(第13表)。