タイトル:毎月勤労統計調査 平成12年度分結果確報

     [前年度比でみて]

     ・現金給与総額は3年ぶりの増加

     ・総実労働時間は4年ぶりの増加、所定外労働時間は3年ぶりの増加

     ・常用雇用は2年連続の減少



発  表:平成13年2月19日(月)

担  当:厚生労働大臣官房統計情報部雇用統計課

                 電 話 03-5253-1111(内線5235,5236)

概  況



1 賃金の動き 平均月間現金給与総額は、前年比0.5%増の355,474円と

       3年ぶりの増加となった。現金給与総額のうち、きまって支給する給

       与は、1.0%増の283,846円で、所定内給与は、0.7%増

       の265,062円、所定外給与は、4.4%増の18,784円、

       特別に支払われた給与は、1.1%減の71,628円となった。

        実質賃金は、前年比1.4%増と3年ぶりに増加となった。



2 労働時間  平均月間総実労働時間は、前年比0.7%増の154.4時間と4

       年ぶりの増加となった。総実労働時間のうち所定内労働時間は、

       0.5%増の144.6時間、所定外労働時間は、3.6%増の9.8

       時間と3年ぶりの増加となった。製造業の所定外労働時間は、

       12.2%増の13.8時間と2年連続で増加した。

        なお、年間の総実労働時間は1,853時間(規模30人以上では

       1,859時間)、所定内労働時間は1,735時間(同1,720

       時間)となった。



3 雇  用  常用雇用の動きをみると、前年比0.2%減と2年連続で減少した。

       このうち一般労働者は、1.0%減と3年連続で減少し、パートタイ

       ム労働者は、3.2%増と8年以降高い伸びを続けている。
賃  金

(月間)
現金給与総額 きまって支
給する給与
所定内給与 所定外給与 特別に支払
われた給与
355,474
(0.5)
283,846
(1.0)
265,062
(0.7)
18,784
(4.4)
71,628
(-1.1)
労働時間
   
(月間)
  
(年度間)
総実労働時間 所定内労働時間 所定外労働時間 出 勤 日 数 所定外労働時間
(製 造 業)
154.4
時間
(0.7)
144.6
時間
(0.5)
9.8
時間
(3.6)
20.0
<0.1> 13.8
時間
(12.2)
1,853時間
[1,859時間]
1,735時間
[1,720時間]
118時間
[139時間]
      166時間
[184時間]
雇  用
労働異動
(月間)
常用労働者 一般労働者 パートタイム
労 働 者
入 職 率 離 職 率
43,461
千人
(-0.2)
34,682
千人
(-1.0)
8,779
千人
(3.2)
2.03
<0.04> 2.09
<0.05>


 注1)( )内は前年比(%)、< >内は前年差(ポイント又は日)、[ ]

    内は事業所規模30人

    以上である。

  2)総実労働時間、所定内労働時間の年換算値については、各月間平均値を12

    倍し、小数点以下第1位を四捨五入したものである。所定外労働時間につい

    ては、総実労働時間の年換算値から所定内労働時間の年換算値を引いて算出

    している。





1 賃  金



  平成12年の一人平均月間現金給与総額は、規模5人以上で355,474円、

 前年比0.5%増であった。

  現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、283,846円、前年比

 1.0%増であった。また、所定内給与は、265,062円、0.7%増で、所

 定外給与は、18,784円、4.4%増、特別に支払われた給与は、

 71,628円、1.1%減であった。

  実質賃金は、1.4%増と3年ぶりに増加となった。

  現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は421,195円、1.1%

 増となり、パートタイム労働者は95,226円、2.6%増であった。

   
  賃金の推移のグラフ 第1表 時系列表第1表



2 労働時間



  平成12年の一人平均月間総実労働時間は、規模5人以上で154.4時間、前

 年比0.7%増であった。

  総実労働時間のうち所定内労働時間は、144.6時間、0.5%増、所定外労

 働時間は、9.8時間、3.6%増と3年ぶりの増加であった。

  また、製造業の所定外労働時間は、13.8時間、12.2%増であった。

  なお、月間の時間数を12倍して年換算すると、総実労働時間は1,853時間、

 所定内労働時間は1,735時間であった(平成11年総実労働時間1,840時

 間、所定内労働時間1,726時間)。

  総実労働時間を就業形態別にみると、一般労働者は168.8時間、0.7%増

 となり、パートタイム労働者は97.3時間、2.6%増であった。

   
  労働時間の推移のグラフ 第2表 時系列表第2表



3 雇  用



  平成12年の常用雇用の動きをみると、全体では事業所規模5人以上で前年比

 0.2%減と2年連続で減少した。このうち一般労働者は1.0%減と3年連続で

 減少し、パートタイム労働者は3.2%増と8年以降高い伸びを続けている。

  主な産業についてみると、製造業1.5%減、卸売・小売業,飲食店1.0%減、

 サービス業1.9%増であった。

   
  雇用の推移のグラフ 第3表 時系列表第3表

   
  第4表 就業形態別月間現金給与額
  第5表 就業形態別月間労働時間及び出勤日数
  第6表 就業形態別労働異動率
  第7表 パートタイム労働者比率
  第8表−1 賃金指数及び労働時間指数(平成12年年度分)(5人以上)
  第8表−2 常用雇用指数及び入離職率(平成12年年度分)(5人以上)
  第8表−3 賃金指数及び労働時間指数(平成12年年度分)(30人以上)
  第8表−4 常用雇用指数及び入離職率(平成12年年度分)(30人以上)

  時系列表第4表 時系列表第5表

  付表


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