2 年齢階級別賃金 



  年齢階級別に賃金をみると、技能職種計では、最も賃金の高い年齢層は45〜

 49歳の16,730円であり、20〜24歳(11,630円)の約1.4倍

 となっている。20〜24歳を100として、賃金の最も高い年齢層と比較した

 年齢間格差は、前年との比較ではあまり変化はみられないが、5年前と比較する

 と拡大している(第2図第2表第3表)。 

  この年齢間格差を主要11職種についてみると、貨物自動車運転者、とび工、

 型枠工、鉄筋工、左官で約1.3倍となるなど、多くの職種で格差は小さいが、

 賃金の最も高い電気工では約1.7倍と格差は比較的大きい(第3図第3表)。

  なお、全産業における男子労働者の年齢間格差(平成8年賃金構造基本統計調

 査、産業計、企業規模10人以上計、学歴計、きまって支給する現金給与額に基

 づく年齢間格差)は、約2.0倍であり、これに比べると、建設業技能職種の賃

 金の年齢間格差は小さい。

 




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