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5 介護分野における高齢者活用モデルの構築に関する研究
<研究目的>
○ 特別養護老人ホームにおける高齢者の雇用・就業機会の拡大を図るため、職務の
全体像を把握し、高齢者にふさわしい職務を検討するとともに、高齢者活用に関す
る具体策を提示すること
<研究の内容、成果>
○ 分業化を中心とした職務再設計案とその評価
(1)分業化:体制を変えず、高齢者の担当職務を限定
・高齢ケアワーカーの職務が限定されているため、職務の公平性、効率性の確
保やサービスの質の低下を補うことが必要
(2)分業化+増員:職員1名が高齢ケアワーカー、加えて新卒者1名を採用
・分業化モデルよりサービスの質は向上し、他のケアワーカーの身体負担も軽
減。事業収支面でも影響は大きくない
(3)分業化+福祉用具:職員2名が高齢ケアワーカー、福祉用具を活用
・身体的負担が大きく低下。事業収支面の影響は少ない。福祉用具の利用者の
評判も悪くない
|
効率性 |
サービスの質 |
身体的負担 |
事業収支面の評価 |
分業化 |
△ |
△ |
△ |
◎ |
分業化+増員 |
△ |
◎ |
◎ |
△(大きく影響せず) |
分業化+福祉用具 |
○ |
○ |
◎(大幅減少) |
○ |
○ 現行体制内での高齢者活用モデル
(1)分業化ケース:
高齢ワーカーが担当する職務を限定し、施設の中での分業体制をとる方法
(2)福祉用具活用モデル:
福祉用具を活用することによって、高齢ワーカーも他のワーカーと基本的に同
一の職務を担当する方法
○ ビジュアル化による普及と啓発のツールの作成
・研究成果が現場の職場改革の検討に際しての材料となるよう、シミュレーショ
ンの動画などを用いて視覚的に理解できるよう配慮し作成
<研究受託機関>
○ 高年齢者雇用開発協会
(ホームページ:http://www.assoc-elder.or.jp/millennium/kaigo.html)
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