タイトル:ミレニアム・プロジェクト(高齢者の雇用・就労を可能とする

     経済社会の実現のための大規模な調査研究)の最終報告について



発  表:平成14年4月5日(金)

担  当:厚生労働省職業安定局高齢・障害者雇用対策部企画課

                  電 話 03-5253-1111(内線5781)

                      03-3502-6778(夜間直通)

 ミレニアム・プロジェクト(新しい千年紀プロジェクト)は、今後の我が国の経済・

社会にとって重要性や緊急性の高い「情報化」、「高齢化」及び「環境対応」の3分

野について、新しい産業を生み出す大胆な技術革新に取り組むことを目的としたもの

であり、新しいミレニアム(千年紀)の始まりを目前に控えた平成11年12月、当

時の小渕内閣総理大臣の提唱により始められた。
 同プロジェクトの一つである「高齢者の雇用・就労を可能とする経済社会の実現の

ための大規模な調査研究」は、年齢にとらわれることなく意欲と能力を活かして働け

る経済・社会の実現のための政策課題を明らかにするとともに、その具体的取り組み

を提示するため、厚生労働省のほか、内閣府(経済社会総合研究所)及び経済産業省

において実施されたところである。
 厚生労働省においては、平成12年度及び13年度の2カ年にわたり、総合的で、

かつ、実証性の高い12テーマの調査研究を行ったが、今般、これら調査研究が終了

し、最終報告がとりまとめられたので、その概要を公表する。
 現在の我が国の労働市場や雇用のあり方は、経済・社会の構造変化のなかで大きく

変わりつつあり、これまでの雇用就業システムの見直しが求められている状況にある。

これらの研究成果には、先駆的、画期的な取り組みや具体的な提言などが含まれてい

ることから、時宜に適った有意義なものであり、この研究成果が広く普及、活用され

ることが望まれる。このため、厚生労働省としては、各研究を受託した研究機関と協

力して、積極的に普及啓発を図ることとしている。
 なお、今回とりまとめた最終報告書及び普及版は、別紙各調査研究の概要資料に記

した受託研究機関のホームページ・アドレスで閲覧・入手することができる。

(参考)調査研究名一覧
  
  1 諸外国における高齢者の雇用・就業の実態に関する研究



  2 中高年労働者のライフスタイルと人事労務管理の課題に関する研究



  3 60歳台前半層の雇用延長の制度化を進めるための方策に関する研究

  

  4 製造業における高齢活用モデルの構築に関する研究



  5 介護分野における高齢者活用モデルの構築に関する研究



  6 Webを活用した作業改善支援システムの構築に関する研究

  

  7 情報化対応職務能力診断システムの構築に関する研究



  8 中高年ホワイトカラーのキャリアデータベース構築に関する研究



  9 福祉・生活関連サービス分野における高齢者の雇用・就業地域モデルの

   構築に関する研究

  

  10 高年齢労働者の安全と健康に配慮した作業負荷の評価基準の開発に関する

   調査研究



  11 高年齢労働者の健康管理面に配慮したVDT作業に関する調査研究



  12 高齢者に対する訓練及び訓練手法のあり方についての調査研究

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