ヤマハ英語教室、講師を社員に 7月から雇用契約

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ヤマハミュージックジャパン(東京)が展開する「ヤマハ英語教室」の講師らが、委任契約から雇用契約への切り替えを求めていた問題で、同社が7月から雇用契約を導入したことが7日、分かった。講師側が大阪市内で記者会見して明らかにした。

講師は委任契約上は個人事業主とされているが、契約社員となることで有給休暇の取得や雇用保険への加入が認められる。

講師側の代理人弁護士によると、全国に約800人いる英語講師のうち、約1割が雇用契約に切り替えたという。契約社員となった講師は、これまでのレッスンごとの報酬ではなく、労働時間に応じた賃金を受け取る。

ヤマハ音楽振興会が展開する「ヤマハ音楽教室」の講師らは、自らの音楽活動をしながら講師業をしている人が多く、雇用を求める活動はしていないという。

(時事通信)
2021年7月7日