Jフロント、LGBTを休暇で支援 手術などで新制度

[企業]

大丸、松坂屋を傘下に持つJ.フロントリテイリングは22日、LGBT(性的少数者)など多様な人材が働きやすい環境を整えるため、性同一性障害を抱える従業員に対し、ホルモン治療や性別適合手術などで休暇を認める制度を創設したと発表した。

今月、就業規則を改正した。「性別移行支援休暇」を新設し、治療などに必要な日数について、過去2年間に失効した年次有給休暇を取得できるようにした。連続して取得したり、定期的に休んだりできるという。

Jフロントは「同性パートナーシップ規則」も創設。所定の手続きを経て、会社側が同性パートナーを婚姻相当の関係と認定し、結婚休暇制度などを利用できるようにした。ダイバーシティー(多様性)を重要な経営課題として掲げる同社は、「新制度導入で多様な人材の活躍を支援したい」としている。

(時事通信)
2021年3月22日