日立の20代社員、労災認定 子会社出向中、長時間労働などで

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日立製作所の20代の男性社員が子会社の日立プラントサービス(東京)に出向し、長時間労働や上司の叱責などで精神疾患を発症したとして、高岡労働基準監督署(富山)が1月、労災認定していたことが分かった。男性らが6日、都内で記者会見して明らかにした。

男性が加盟する労災ユニオン(東京)などによると、男性は2013年、日立に入社。15年6月から出向し、富山県の工事現場で設計・施工の管理監督を担当していた。労基署は、男性が月100時間を超える残業が続き、上司からは座っている椅子を蹴られたり、たびたび強い口調で叱責されたりしたと認めた。

男性は不眠や動悸などの症状が出たため、16年1月に精神科を受診し、適応障害と診断された。翌月から現在まで休職している。

男性は会見で「会社は多くの従業員が苦しむ働き方をやめさせる努力をしてほしい」と話した。

日立は「労災認定を受けたことは事実。重く受け止め、引き続き従業員の健康管理を徹底していく」としている。

(時事通信)
2018年11月6日