週4.5日勤務制導入へ/UAEで「世界初」

[海外]

アラブ首長国連邦(UAE)政府は7日、連邦機関での1週間の労働を来年1月から4.5日制にすると発表した。国営通信は「国際的な週5日より短い労働時間を導入するのは世界初」と伝えた。

労働時間は月曜から木曜まで1日8時間で、金曜はイスラム教の集団礼拝に備えて正午までの4.5時間とする。これに合わせ、イスラム圏のUAEでは金曜と土曜だった週末の祝日も、土曜と日曜に変更する。

UAEは最大都市ドバイが中東の金融・貿易の拠点として発展を遂げるなど国際的な地位向上を目指しており、日本を含む外資系企業が多数進出して外国人居住者も多い。今回の変更について、UAE政府は「経済競争力強化に向けて生産性を向上させ、仕事と生活の調和を高めるため」と説明している。

(カイロ時事)
2021年12月7日