作業中の男性死亡、労災認定 駒井ハルテック和歌山工場

[判例]

東証1部上場で橋梁などの製造を手掛ける駒井ハルテックの和歌山工場(和歌山県由良町)で昨年2月、倒れてきた部材で頸椎と脳幹部を損傷して死亡した社員の山本慎也さん=当時(22)=について、御坊労働基準監督署(同県御坊市)が今年10月に労災認定していたことが分かった。遺族と弁護士が14日、東京都内で記者会見して明らかにした。

遺族側によると、山本さんは橋脚の組み立て作業中、倒れてきた板状の部材(重さ約500キロ)の下敷きになった。病院に運ばれたが、15日後に死亡。遺族が今年7月、労災申請していた。

事故当時、部材を固定する装置は取り外されており、クレーンで保持した状態で作業する社内規定も守られていなかったという。

母の美保さん(46)は会見で「息子の命を無駄にせず、二度と悲惨な事故が起こらないようにしてほしい」と訴えた。

同社は「ご遺族には申し訳ない。同様の災害が起こらないよう再発防止に努める」としている。

(時事通信)
2018年11月14日