県職員自殺は公務災害 「長時間労働でうつ病」/福岡

[行政]

2015年に自殺した福岡県の男性職員=当時(55)=について、長時間の時間外勤務でうつ病を発症したのが原因として、地方公務員災害補償基金福岡県支部審査会が8月に公務災害と認める裁決を出していたことが24日、分かった。

裁決書などによると、男性は14年から福岡県立大の学務部に配属され、入試や卒論、時間割作成などを担当した。不十分な人員の中で未経験の大学運営に従事し、15年2月にうつ病を発症。同年3月に自殺した。同審査会は、発症直前1カ月間の時間外勤務が100時間前後に上ったとして、公務起因性を認めた。

男性の妻は16年、公務災害の認定を申請したが、同支部が公務外と決定したため、不服を申し立てていた。

妻は代理人弁護士を通じ、「今回の裁決が、夫のように苦しむ者、悲しむ遺族がいなくなる一石になってほしい」とのコメントを発表した。

(時事通信)
2019年10月24日