住重社員を労災認定 長時間労働で自殺未遂/労基署

[行政]

住友重機械工業の社員で、子会社の住重フォージング(神奈川)に出向していた当時20代の男性が2016年11月、会社の寮の屋上から飛び降りて自殺しようとしたのは、長時間の残業による精神疾患が原因だったとして、横須賀労働基準監督署(同)が昨年10月、労災認定していたことが分かった。代理人弁護士が8日、東京都内で記者会見して明らかにした。

弁護士によると、男性は大学院修了後、14年に入社。出向先で材料管理などを担当していた。

労基署は、男性が16年5月以降、通常業務に加え、外国の機関による監査に対する準備や入社3年目の社員に課される研究などを命じられ、月100時間を超える残業や、13日間連続の勤務をしていたと認定。自殺未遂後、救急搬送先の病院で適応障害と診断されており、業務で強い心理的負荷があったと判断した。

弁護士によると、男性は全身を複雑骨折したが、一命を取り留めた。しかし、現在も精神疾患が原因で出社できず、休職中という。

住友重機は「詳細を把握していないのでコメントできない」としている。

(時事通信)
2019年2月8日